大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
フランスという国の歴史のおおよそをたどり、その作り出した文化の、時代ごとの様子を、学んでいきます。
有史以前は別としても、現在のフランスにつながる歴史は、およそ2000年前に始まります。その長い歴史を展望するには、短期間では行き届きませんから、時間をかけて、少しずつ時代をたどります。まずは、始まりからです。

【講義概要】
2018年春学期は、フランス文化の始まりから、中世を経て、16世紀までを扱います。今日にまで続く、フランス文化の土台が、作り上げられていった時代です。
秋学期には、17・18世紀を扱うことになります。それ以降は，19世紀、20世紀から現代、というように学期ごとに区切って、続けていく予定です。
2018年春学期の、各回の講座の主題は、次のように予定しています。

【各回の講義予定】
第1回 2018/ 4/11(水) フランス文化の土地；フランス文化の基層
第2回 2018/ 4/18(水) フランスの成立；フランス語の誕生
第3回 2018/ 4/25(水) 中世の始まり〔キリスト教と騎士〕；文学の始まり
第4回 2018/ 5/ 9(水) 中世の文化〔詩と音楽〕
第5回 2018/ 5/16(水) ロマネスクの時代；修道院の文化
第6回 2018/ 5/23(水) ゴティックの時代；都市の発展
第7回 2018/ 5/30(水) 戦乱を越えて；記録文学
第8回 2018/ 6/ 6(水) ルネッサンスの到来；宗教戦争
第9回 2018/ 6/13(水) フランス語の擁護と顕彰；新しい詩の時代
第10回 2018/ 6/20(水) 人間を見つめる思想；「私」とは何なのか

【ご受講に際して】
◆フランス語その他の予備知識は必要ありません。
◆以下の資料をお配りします：各回ごとの講座のテキスト；歴史と文化の年表；歴史地図

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	小林 茂
肩書き	早稲田大学名誉教授
プロフィール	1942年東京生まれ。早稲田大学卒。早稲田大学文学部教授を経て、2012年名誉教授。NHKテレビ・フランス語講座講師、パリ国際大学都市日本館館長など歴任。著訳書に『新スタンダード仏和辞典』〔共同編著〕(大修館書店)、イヴァン・コンボー『新版パリの歴史』(白水社)、『薩摩治郎八』(ミネルヴァ書房)他。