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講座詳細情報

申し込み締切日:2018-04-11 / 世界史 / 学内講座コード:110320

ルネサンス・イタリアの傭兵隊長たち

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
4月13日(金)~ 6月22日(金)
講座回数
10回
時間
10:40~12:10
講座区分
前期 
入学金
8,000円
受講料
29,160円
定員
30
その他
ビジター価格 33,534円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
ルネサンス・イタリア諸国家間のバランス・オヴ・パワーを実際に支えた傭兵隊長たちの生涯と活動をたどり、対立と和を繰り返した当時の複雑な政治社会の中で彼らが果たした役割を考察することで、ルネサンスの歴史的背景への理解を深めます。

【講義概要】
パオロ・ウッチェッロ作《ジョン・ホークウッド騎馬像》、アンドレア・デル・カスターニョ作《ニッコロ・ダ・トレンティーノ騎馬像》、ドナテッロ作《ガッタメラータ騎馬像》、ヴェッロッキオ作《バルトロメーオ・コッレオーニ騎馬像》。これらイタリア・ルネサンス美術の傑作として知られる肖像画や彫像は、いずれも名高い傭兵隊長を讃えて制作されたもので、当時の社会における彼らの重要性を今に伝えています。
この時代の戦争は専ら「プロ」の軍人である傭兵によって戦われ、傭兵契約を結び自身の兵を率いて戦う傭兵隊長は、雇い主である国家や君主と密接に結びつき、戦争の遂行のみならず、平和の構築にも大きな役割を演じました。彼らを抜きにしてルネサンス政治システムを語ることはできません。傭兵隊長の姿からルネサンス社会の興味深い一面を探ってみましょう。
本講座では、14世紀後半から15世紀におけるイタリアの政治情勢、傭兵制のしくみや実態などを概観した後、イングランド出身のジョン・ホークウッド(1320頃~1394年)から、ルネサンスの名君と謳われるウルビーノ公フェデリーコ・ダ・モンテフェルトロ(1422~1485年)まで、代表的な傭兵隊長を年代順に取り上げ、ライバルや師弟関係、パトロネージ活動なども追いつつ、イタリア半島の政治バランスを支えた彼らの活躍を考察していきます。個性豊かな傭兵隊長の生涯は数奇な人間物語としても楽しめます。

【各回の講義予定】
第1回 2018/ 4/13(金) 15世紀イタリアの政治情勢
第2回 2018/ 4/20(金) 傭兵契約と傭兵隊長
第3回 2018/ 4/27(金) 傭兵隊長たちのさまざまな姿
第4回 2018/ 5/11(金) フィレンツェの傭兵隊長となったイングランド人:ジョン・ホークウッド(1320頃~1394年)
第5回 2018/ 5/18(金) ミラノ・ヴィスコンティ家の傭兵隊長たち:ファチーノ・カーネ(1360頃~1412年)とカルマニョーラ(1390~1432年)
第6回 2018/ 5/25(金) 強大な傭兵隊長:ブラッチョ・ダ・モントーネ(1368~1424年)
第7回 2018/ 6/ 1(金) ミラノ公位を掴んだ男:フランチェスコ・スフォルツァ(1401~1466年)
第8回 2018/ 6/ 8(金) 諸国家間の狭間で:ヤーコポ・ピッチニーノ(1423-1465年)
第9回 2018/ 6/15(金) ルネサンス君主としての傭兵隊長:フェデリーコ・ダ・モンテフェルトロ(1422~1485年)
第10回 2018/ 6/22(金) 近世に向けて

備考

【テキスト・参考図書】
参考図書
『フィレンツェの傭兵隊長ジョン・ホークウッド』(白水社)(ISBN:978-4560026205)

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 三森 のぞみ
肩書き 早稲田大学講師
プロフィール イタリア中世史専攻。慶應義塾大学文学部卒業、同大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。イタリア政府給費留学生としてフィレンツェ大学に留学。共著として『イタリア都市社会史入門』(昭和堂)、訳書にキアーラ・フルゴーニ『アッシジのフランチェスコ ひとりの人間の生涯』(白水社)などがある。
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