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講座詳細情報

申し込み締切日:2018-01-13 / 世界史 / 学内講座コード:340306

大英帝国(British Empire)の歴史 ― その発展、衰退、そして遺産 帝国主義と地政学(geopolitics)

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
1月15日(月)~ 2月19日(月)
講座回数
5回
時間
13:00~14:30
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
14,580円
定員
54
その他
ビジター価格 16,767円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
19世紀全盛期を迎えた「大英帝国」(British Empire)は世界の覇権を握り、植民地支配による富は、Pax Britannica(イギリスによる平和)をもたらしました。その発展、衰退、そして今日に及ぶ「遺産」についてみなさんと考えていきます。とくに今回は地政学との関連からも考えます。われわれ日本人の「過去の反省」、「歴史認識」にも関わる重たい、難しい問題ですが、分かりやすくお話しします。

【講義概要】
レーニンの「帝国主義論」などに表れるように帝国主義研究は経済学の領域から始まりましたが、実際には帝国主義の支持者は政治学、社会学、生物学、人類学など様々な「科学」の力を用いてそれを正当化しようとしました。そして英国の帝国主義論もまた白人優位、英国(人)の優秀性を学問的に示そうとしたように見えます。今回はこうした大英帝国発展の中で研究されてきた「地政学」(geopolitics)に注目します。こんにち「地政学的位置」、「地政学的リスク」とメディアでしばしば取り上げらえていますが、この言葉ほど安易に使われる用語も珍しいのです。本講義では英国など欧米列強で起こった地政学を深く考えることで、英国が築きあげた「帝国建設」という発想が、米国、ソ連・ロシア、日本、そして現代中国にどのように受け継がれていったかを考えます。帝国主義を学ぶことは過去をいたずらに詮索することではなく、未来の世界を展望することであることが分かるでしょう。

【各回の講義予定】
第1回 2018/ 1/15(月) 「大英帝国」British Empire とはなんだったのか? ― イギリス帝国主義概観
第2回 2018/ 1/22(月) ユダヤ人、ユダヤ主義、そして大英帝国
第3回 2018/ 1/29(月) 栄えある二大帝国 「膨張する大英帝国」と「膨張する大日本帝国」 理論家ジョン・シーリーと稲垣満次郎の絆
第4回 2018/ 2/ 5(月) 帝国主義から地政学へ ― ハルフォード・マッキンダーらによる英国流地政学
第5回 2018/ 2/19(月) まとめ、現代の日本人にとって帝国、地政学とは何か?

備考

【ご受講に際して】
◆2016年度冬学期に受講された方は、理解をさらに深められると思いますが、今回新規に受講される方にも、ご理解いただける内容になっています。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 松園 伸
肩書き 早稲田大学教授、英国王立歴史学会正会員(FRHistS)
プロフィール 1960年生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業後、同大学院政治学研究科修士課程修了。1990年英国リーズ大学でPhD取得。英国王立歴史学会正会員(FRHistS)。 主著に『イギリス議会政治の形成 :「最初の政党時代」を中心に』、『産業社会の発展と議会政治 : 18世紀イギリス史』(いずれも早稲田大学出版部刊)などがある。
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