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講座詳細情報

申し込み締切日:2018-01-14 / 文学 / 学内講座コード:340110

漱石と鴎外 明治日本への眼差し

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
1月16日(火)~ 2月20日(火)
講座回数
6回
時間
15:00~16:30
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
17,496円
定員
30
その他
ビジター価格 20,120円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・近代日本文学の二人の巨人である漱石と鴎外の文学世界を知る。
・漱石と鴎外における、明治という時代への関わり方の差異を捉える。
・漱石と鴎外の表現者としての差異と共通性を学ぶ。

【講義概要】
夏目漱石と森鴎外はともに明治時代を代表する文学者でありながら、両者の間には大きな個性の差異がある。鴎外は軍医、官僚として生きつつ、そこで満たされない個我の感覚を見出すべく創作の行為に関わったが、漱石はもともと強い自我を持ち、そこから近代日本のあり方を批判的に捉える作品群を生み出した。公的な生活者のイメージの強い鴎外の方が作品では私的な世界を描き、反国家的なイメージの強い漱石の方が作品に国家の様相が強く映し出されている。ほぼ同じ時代を生きたこの二人の作家の重なりと対照性を捉えていきたい。

【各回の講義予定】
第1回 2018/ 1/16(火) 鴎外と漱石が生きた時代
第2回 2018/ 1/23(火) ロマン主義と自我(1) ―『舞姫』と『雁』
第3回 2018/ 1/30(火) ロマン主義と自我(2) ―『草枕』と『漾虚集』
第4回 2018/ 2/ 6(火) 時代と青年 ―『三四郎』と『青年』
第5回 2018/ 2/13(火) 国家へ眼差し ―『門』『行人』と『沈黙の塔』『食堂』
第6回 2018/ 2/20(火) 「明治」への意識 ―『阿部一族』と『こころ』

備考

【テキスト・参考図書】
参考図書
『夏目漱石 「われ」の行方』(世界思想社)(ISBN:978-4790716549)

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 柴田 勝二
肩書き 東京外国語大学教授
プロフィール 1956年兵庫県生まれ。大阪大学大学院(芸術学)博士後期課程修了。博士(文学)。明治から平成に至る近代文学を中心として、日本文学を幅広く研究している。著書に『三島由紀夫 魅せられる精神』、『漱石のなかの〈帝国〉――「国民作家」と近代日本』、『中上健次と村上春樹』などがある。
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