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講座詳細情報

申し込み締切日:2018-01-08 / 日本史 / 学内講座コード:240223

陸軍中野学校とインテリジェンス工作

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 八丁堀校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
1月10日(水)~ 2月28日(水)
講座回数
8回
時間
13:00~14:30
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
23,328円
定員
30
その他
ビジター価格 26,827円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・1945年の敗戦で陸軍中野学校は廃校となった。創立時にはじっくりとインテリジェンスの教養を身に付けさせた「秘密工作員」を育成する意図をもって設立されたが、防諜研究所として2年、陸軍中野学校と改名してから5年の短い歴史しかなかった。
・19人しか入学しなかった開所から、廃校までの7年間に2300余名の学生を排出した陸軍中野学校の、短期間での生成発展の過程を解明する。

【講義概要】
短い歴史ではあったが、陸軍中野学校の卒業生(中野出)は日本人が有史以来したことのない、さまざまなインテリジェンス経験に直面し、苦闘した。日本のインテリジェンスの壮大な実験に自らの生命を使ったのである。そこには日本人特有の工作が見られたに違いない。あるいは世界のそれと共通する側面があったかもしれない。失敗だったのか成功だったのか、いずれにせよ振り返り、冷徹に検証する必要がある。事実の発見、検証のなかで今後の日本のインテリジェンス工作の方向性確保のための貴重なレガシィを確認するはずである。

【各回の講義予定】
第1回 2018/ 1/10(水) 創設前史―日本のインテリジェンスの変遷
第2回 2018/ 1/17(水) 秘密工作員養成学校の誕生
第3回 2018/ 1/24(水) 中野学校の教育活動
第4回 2018/ 1/31(水) 昭和天皇、中野当局を叱る
第5回 2018/ 2/ 7(水) 中国大陸での陰陽に富む中野出身者の行動
第6回 2018/ 2/14(水) 関東軍情報部の対ソ工作の苦闘
第7回 2018/ 2/21(水) 関東軍の壊滅とシベリアの地獄体験
第8回 2018/ 2/28(水) 中野学校の遺産

備考

【テキスト・参考図書】
テキスト
『陸軍中野学校 「秘密工作員」養成機関の実像』(筑摩書房)(ISBN:978-4-480-01658-4)
参考図書
『日本のインテリジェンス工作』(新曜社)(ISBN:978-4-7885-1499-7)

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 山本 武利
肩書き NPO法人インテリジェンス研究所理事長、早稲田大学名誉教授、一橋大学名誉教授
プロフィール 早稲田大学20世紀メディア研究所顧問、NPO法人インテリジェンス研究所所長。メディア史・インテリジェンス史・プロパガンダ研究。主たる単著に、『占領期メディア分析』(法政大学出版局、1996年)、『特務機関の謀略 ― 諜報とインパール作戦』(吉川弘文館、1998年)、『ブラック・プロパガンダ ― 謀略のラジオ』(岩波書店、2002年)、『GHQの検閲・諜報・宣伝工作』(岩波書店、2013年)など。
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