大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・芸術的に優れた短編小説とはどのようなものなのかを知る。
・テクストの隅々まで読み込む精読という作業の奥深さを知る。

【講義概要】
『ティファニーで朝食を』(映画版はオードリー・ヘップバーン主演)で著名なトルーマン・カポーティは希代の短編小説の名手でもあった。本講座では、内容的にも面白く、技巧的にも優れた小説とはいかなるものなのか、日本語に翻訳されたカポーティの短編小説を毎週一編、丹念に精読しながら、ときに複数の翻訳を比較することで、具体的に理解を深めます。

【各回の講義予定】
第1回 2018/ 2/ 6(火) 「ミリアム」（「夜の樹」）
第2回 2018/ 2/13(火) 「感謝祭のお客」（「銀の壜」）
第3回 2018/ 2/20(火) 「夢を売る女」
第4回 2018/ 2/27(火) 「無頭の鷹」

【テキスト・参考図書】
テキスト
『トルーマン・カポーティ 夜の樹 川本三郎訳』（新潮文庫）（ISBN:978-4102095058）

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	山口 和彦
肩書き	東京学芸大学准教授
プロフィール	1971年山梨県生まれ。上智大学文学部英文科卒。博士(比較文学・ペンシルヴァニア州立大学)。専門分野は、アメリカ文学、比較文学。共編著に『アメリカ文学入門』(三修社)、『アメリカン・ロマンスの系譜形成』(金星堂)、共著に『交錯する映画』(ミネルヴァ書房)などがある。