検索:

トップ > 講座詳細


講座詳細情報

申し込み締切日:2017-11-04 / 自然科学・環境:その他教養 / 学内講座コード:330321

中世イスラーム世界の科学とテクノロジー 美術、生活文化から戦争まで

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
11月 6日(月)~12月11日(月)
講座回数
6回
時間
13:00~14:30
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
17,496円
定員
24
その他
ビジター価格 20,120円
補足
資料を請求する
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

関連講座

講座詳細

【目標】
「科学技術」や「情報社会」は西欧の代名詞である、という画一的な考え方ではなく、イスラーム世界こそ、それらの最先端の世界を作り出して西欧の文明の基盤を作った点を理解し、受講生個々のイスラーム観構築に役立たせる。

【講義概要】
イスラーム世界とテクノロジーとは、全くのミスマッチと思われるだろう。しかし、古代オリエント文明を生み出した地から発し、ギリシア・ローマの知を受け継ぎ、かつ独創的に発展させた中世のイスラーム世界は、「情報」や「科学技術」の最先端の場であり、後の西欧ルネサンスを生み出す基盤を築くものであった。本講義では、イスラーム世界の社会や経済の特質に触れながら、美術や生活文化から戦争の側面にまでみられる技術革新を紹介していきたい。講座の内容は、過去だけではなく、現代のイスラーム社会を考える視点にも繋がることを意識して欲しい。

【各回の講義予定】
第1回 2017/11/ 6(月) イスラームの登場 ― 社会・経済の特質と技術
第2回 2017/11/13(月) 生活文化と美術 ― 生活用品から嗜好品や高級品、美術作品まで
第3回 2017/11/20(月) 自然治癒と予防を重視したイスラーム医学と観測を基盤としたイスラーム天文学
第4回 2017/11/27(月) 機械工学(揚水機や時計等)、化学(アルコールや香水、錬金術)、土木(灌漑やダム)、農業(新しい食品、甘味料、飲み物)
第5回 2017/12/ 4(月) 戦争技術 ― 攻城兵器(投石器やカタパルト等)や武具(刀や弓)、船舶、騎兵、通信
第6回 2017/12/11(月) 12世紀ルネサンス、15世紀ルネサンス、17世紀の「科学の世紀」へと受け継がれた知の遺産

備考

【テキスト・参考図書】
参考図書
『イスラームの生活と技術』(山川出版社)(ISBN:978-4634341708)佐藤次高 著
『イスラム技術の歴史』(平凡社)(ISBN:978-4582532203)アフマド・Y.アルハサン、ドナルド・R.ヒル 著
『図説 科学で読むイスラム文化』(青土社)(ISBN:978-4791758647)ハワード・R.ターナー 著
『イスラームと科学』(勁草書房)(ISBN:978-4326750498)パルヴェーズ・フッドボーイ 著

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 長谷川 奏
肩書き 早稲田大学客員教授
プロフィール 1958年愛知県生まれ。考古学者。専門はエジプト古代末期の物質文化研究。早稲田大学エジプト学研究所客員准教授、日本学術振興会カイロ研究連絡センター長を経て、現在、早稲田大学総合研究機構研究院客員教授。著書に、『地中海文明史の考古学 ― エジプト・物質文化研究の試み』(彩流社)等がある。
資料を請求する

関連講座

質問する

↑ページの先頭へ

© MARUZEN-YUSHODO Co., Ltd. All Rights Reserved.