講座詳細情報
申し込み締切日:2017-10-08 / 世界史:その他教養 / 学内講座コード:330309
映画からみるヨーロッパ 田舎と都市を考える
- 開催日
- 10月10日(火)~12月 5日(火)
- 講座回数
- 8回
- 時間
- 10:30~12:00
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 8,000円
- 受講料
- 23,328円
- 定員
- 24
- その他
- ビジター価格 26,827円
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【目標】
ヨーロッパにおける田舎の位置付けを映画作品から観察し、都会の視点としての懐かしき愛すべき「田舎」と、村人の視点としての日常の「田舎」の両方を理解することを目標とします。
【講義概要】
今学期はフランス、英国、アイルランド、スイス、スウェーデン、ウクライナを舞台とした以下の映画作品をとりあげます。ヨーロッパの田舎は、ヨーロッパの人々にとって、過疎地であると共に、美しき故郷でもあります。田舎は都市との関係性によって、輝いたり、くすんだりと様々な「顔」があるのです。また、欧州系米国人からみたヨーロッパの田舎は、先祖との繋がりを確認する「帰るべき」土地とされ、より美化されていきます。今学期は、8本の作品を紹介することで、ヨーロッパの田舎の多面性を見ていきます。
●『ローカル・ヒーロー』:
北海油田が発見され、米国の石油会社に勤務するマッキンタイアは、開発のため英国・スコットランドの寒村の土地買収を命じられる。そんな彼に開発に反対する村の長老が立ちはだかる。
●『クリクリのいた夏』:
1930年代のフランス。田舎の沼地にクリクリという少女とその一家が住んでいた。何をしても失敗続きのクリクリの父親リトンを、同じく沼地に辿り着いた復員兵のガレが助ける。
●『静かなる男』:
米国でボクサーとして活躍したショーンは、引退後、故郷、アイルランドのイニスフリー村に戻ってくる。そこで、村娘のメアリー・ケイトと出会い恋に落ちるが兄の乱暴者レッドに反対される。
●『やかまし村の春・夏・秋・冬』:
1930年代、スウェーデンの3軒しか家がない村で暮らす6人の子供たちは、秋から冬、クリスマスを経て春を迎える。子供たちは、豊かな自然に育まれながら、少しずつ成長する。
●『プロヴァンスの贈りもの』:
英国の金融界で活躍しているマックスは、南仏プロヴァンスにブドウ畑を所有しているおじが亡くなり、畑を相続する。彼は土地を売却するために現地を訪れるが、そこで、人生を見つめ直すことになる。
●『僕の大事なコレクション』:
ウクライナ系米国人青年のジョナサンは、家族に係るモノを収集する癖がある。ある一枚の女性の写真を見て、祖父の恩人であるその女性を探すために祖父の故郷ウクライナへ旅立つ。
●『恋はワンダフル!?』:
アイルランド系の米国上院議員の秘書マーシーは、選挙宣伝として上院議員のルーツ探しのため米国からアイルランドの田舎にやってくる。村では恒例の「お見合いパーティ」が開催中であった。
●『ハイジ』:
スイスのアルプスの山奥で、おじいさんと一緒に幸せに暮らす少女ハイジの前に、突然デーテ叔母さんが現れ、ドイツのお金持ちの病弱の少女クララの遊び相手として、フランクフルトに連れていかれる。
ヨーロッパにおける田舎の位置付けを映画作品から観察し、都会の視点としての懐かしき愛すべき「田舎」と、村人の視点としての日常の「田舎」の両方を理解することを目標とします。
【講義概要】
今学期はフランス、英国、アイルランド、スイス、スウェーデン、ウクライナを舞台とした以下の映画作品をとりあげます。ヨーロッパの田舎は、ヨーロッパの人々にとって、過疎地であると共に、美しき故郷でもあります。田舎は都市との関係性によって、輝いたり、くすんだりと様々な「顔」があるのです。また、欧州系米国人からみたヨーロッパの田舎は、先祖との繋がりを確認する「帰るべき」土地とされ、より美化されていきます。今学期は、8本の作品を紹介することで、ヨーロッパの田舎の多面性を見ていきます。
●『ローカル・ヒーロー』:
北海油田が発見され、米国の石油会社に勤務するマッキンタイアは、開発のため英国・スコットランドの寒村の土地買収を命じられる。そんな彼に開発に反対する村の長老が立ちはだかる。
●『クリクリのいた夏』:
1930年代のフランス。田舎の沼地にクリクリという少女とその一家が住んでいた。何をしても失敗続きのクリクリの父親リトンを、同じく沼地に辿り着いた復員兵のガレが助ける。
●『静かなる男』:
米国でボクサーとして活躍したショーンは、引退後、故郷、アイルランドのイニスフリー村に戻ってくる。そこで、村娘のメアリー・ケイトと出会い恋に落ちるが兄の乱暴者レッドに反対される。
●『やかまし村の春・夏・秋・冬』:
1930年代、スウェーデンの3軒しか家がない村で暮らす6人の子供たちは、秋から冬、クリスマスを経て春を迎える。子供たちは、豊かな自然に育まれながら、少しずつ成長する。
●『プロヴァンスの贈りもの』:
英国の金融界で活躍しているマックスは、南仏プロヴァンスにブドウ畑を所有しているおじが亡くなり、畑を相続する。彼は土地を売却するために現地を訪れるが、そこで、人生を見つめ直すことになる。
●『僕の大事なコレクション』:
ウクライナ系米国人青年のジョナサンは、家族に係るモノを収集する癖がある。ある一枚の女性の写真を見て、祖父の恩人であるその女性を探すために祖父の故郷ウクライナへ旅立つ。
●『恋はワンダフル!?』:
アイルランド系の米国上院議員の秘書マーシーは、選挙宣伝として上院議員のルーツ探しのため米国からアイルランドの田舎にやってくる。村では恒例の「お見合いパーティ」が開催中であった。
●『ハイジ』:
スイスのアルプスの山奥で、おじいさんと一緒に幸せに暮らす少女ハイジの前に、突然デーテ叔母さんが現れ、ドイツのお金持ちの病弱の少女クララの遊び相手として、フランクフルトに連れていかれる。
備考
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 安井 裕司 |
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肩書き | 日本経済大学教授 |
プロフィール | 1970年生まれ、栃木県出身。エジンバラ大学、バーミンガム大学博士課程に学ぶ。国際政治学博士(PhD)。ルーマニア・アカデミー歴史学研究所研究生、(在北アイルランド)国連大学国際紛争研究所インターン、同研究所夏期講習クラスコーディネーター等を経て、現在、日本経済大学神戸三宮キャンパス教授。 |