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講座詳細情報

申し込み締切日:2017-11-06 / 日本史:世界史 / 学内講座コード:330216

戦争と謀略 ― アジアの中の日本

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
11月 8日(水)~12月 6日(水)
講座回数
5回
時間
10:30~12:00
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
14,580円
定員
54
その他
ビジター価格 16,767円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・日本のアジア進出と、1931年の満州事変から始まる15年間の戦争はアジアの国々にどんな変化をもたらしたのかを理解する。
・日本のアジア進出と戦争の影で行われた謀略戦とそれに従事した人々の述懐を知る。
・戦後70年を過ぎても語り継がなければならない「事実」を知る。

【講義概要】
日露戦争に勝利した日本は、欧米列強と競ってアジアへの進出を目指していく。
中国大陸の権益を確保し、その勢力を広げていくとともに、やがて満州方面から北を睨む北進策と東南アジアに勢力を伸ばす南進策が進められていった。
こうした日本のアジア進出は、アジアの国々に大きな変化をもたらした。
孫文と交わされた「密約」、モンゴル側の視点で見た「ノモンハン事件」―――新発見と関係者の生々しい証言を駆使して、日中戦争・太平洋戦争、そして戦後世界の始動に至る半世紀の隠された物語を、制作した映像ドキュメンタリーをもとに検証する。

【第1回「孫文の密約」】
1915年日本は中華民国の袁世凱政権に山東省の権益などを認めさせる対華21か条の要求を突き付けた。孫文はこの要求に妥協した袁世凱を痛烈に批判したが、実は自らも日本政府高官との間で、日本の権益を認める同じような内容の「密約」を結んでいた。この「密約」は本物か?日本亡命の間、日本の官憲が執拗に尾行し記録した孫文の動向報告や証言から真相に迫っていく。

【第2回「ノモンハン事件の真実」】
太平洋戦争の序曲ともいわれるノモンハン事件。ソ連軍の戦車・重火器の前に特攻を強いられた日本の兵士たち。そして自らの領土の中の戦いに身を投じたモンゴルの兵士たちの隠された真実。事件から60年目に風化していくノモンハンの真実を再検証した番組をもとにノモンハン事件とは何だったのかを振り返る。

【第3回「アジアと太平洋戦争(1)重慶爆撃の向こうで」】
1938年から1943年にかけて日本軍は断続的に218回に及ぶ重慶爆撃を行った。これが無差別爆撃の始まりで、東京大空襲や原爆投下などの悲劇に繋がったともいわれる。爆撃が続く重慶の町の中で人々はどう生き、そして死んでいったのか・・・。そして今もシリアなどで無辜の市民を標的にした無差別爆撃の悲劇は繰り返されている。

【第4回「アジアと太平洋戦争(2)東南アジアの独立に向けて」】
太平洋戦争中、東南アジアの国々では欧米列強の植民地支配から独立を目指す人々を支援するために日本から諜報機関が送り込まれていた。そして戦争が終わった後、インドネシア、タイ、ミャンマーなどに残留し、独立運動に参加した多くの日本人将兵がいた。戦争はアジアに大きな変化をもたらした。その裏面で動いた人々の物語を探る。

【第5回「「白団」・台湾の隠された物語」】
1949年共産政権に追われ、台湾に渡った蒋介石は本土奪還を目指すために軍事力の強化に着手した。それは国民党軍を旧日本軍式の最強の軍隊に変えることだった。蒋介石から誘いを受けた旧日本軍将校十数人が密航して台湾に入った。「白団」と呼ばれた彼らは手作りの教本を作り、徹底して日本軍方式の訓練を行って将兵を養成していった。成果を上げた日本人教官の多くはやがて帰国し、自衛隊の創設にかかわっていく。

備考

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 井上 隆史
肩書き 東京藝術大学特任教授、元NHKプロデューサー
プロフィール NHKプロデューサーとして、文明・歴史・美術などのドキュメンタリーを制作。主な作品に「私は日本のスパイだった」、「秘宝三十六歌仙の流転」などの特集番組、「大モンゴル」、「中国12億人の改革開放」、「家族の肖像」、「四大文明」、「新シルクロード」のシリーズ番組がある。現在、東京藝術大学特任教授。
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