大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・日本神話を、地方に視座を置きとらえ直す。
・神話/伝承を内在的にとらえ、再構成する。
・神話を古代びとの心を感じながら、大地の上で考える。
・今に残る祭礼に古代世界を見い出す。

【講義概要】
日本神話といえば記紀神話であるが、地方神話といえる風土記の神話を再考察する中で、記紀神話、風土記神話を包む原「日本神話」を浮かび上がらせる。それは古代史の研究が近世国学の中で形成されてきた、という研究軌跡を確実に受け止めるところから始まる。古代史研究のゼロからの再出発である。本講座では出雲各地に残る祭礼に注目しながら、その地域の古代世界、神々と人びとの触れ合いを古代史料の中から浮かび上がらせる。

【各回の講義予定】
第1回 2017/10/10(火) 知られざる御子神　アジスキタカヒコ
第2回 2017/10/24(火) 知られざる神　アメノワカヒコ
第3回 2017/11/14(火) 知られざる女神（1）　アダカヤヌシタキキヒメ
第4回 2017/12/ 5(火) 知られざる女神（2）　アメノミカジヒメ

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	関 和彦
肩書き	日本地名研究所所長・京都造形芸術大学客員教授
プロフィール	東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒、同大学院修士課程修了。博士(歴史学・國學院大学)。専門分野は日本古代史。著書に『古代に行った男ありけり』(第1回古代歴史文化しまね賞受賞)などがある。