大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・仏像鑑賞に役立つ日本史を学ぶ
・各時代を代表する重要作例を学ぶ
・仏像の様式と制作技法を学ぶ

【講義概要】
仏像鑑賞のための日本史を学ぶ講座として飛鳥時代から始まりましたが、秋期は白鳳時代を学びます。毎回、時代を代表する仏像を取り上げ、その仏像の制作に関連する人物や事件にスポットをあてて当該期は概観し、さらに同時代の仏像を理解するために必要な日本史の事項を掘り下げていきます。仏像が制作される背景には必ずその時代の要請があります。仏像を日本史の目で見ることによって、仏像鑑賞の視点を広げていきましょう。

【各回の講義予定】
第1回 2017/ 9/29(金) 展覧会の案内
第2回 2017/10/ 6(金) 大化の改新
第3回 2017/10/13(金) 天皇家の寺院造営開始
第4回 2017/10/20(金) 寺院造営の展開　古墳から寺院へ
第5回 2017/10/27(金) 白村江の戦いと川原寺の造営
第6回 2017/11/10(金) 壬申の乱と川原寺式寺院の展開
第7回 2017/11/17(金) 天武天皇の時代
第8回 2017/11/24(金) 持統天皇の時代
第9回 2017/12/ 1(金) 天武嫡系の皇位継承
第10回 2017/12/ 8(金) 白鳳時代の丈六仏と法隆寺再建非再建論争

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	森下 和貴子
肩書き	日本大学講師
プロフィール	東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、同大学院文学研究科博士課程了。専門分野は東洋美術史。論文に「藤原寺考―律師道慈をめぐって」(『美術史研究』25)、「木心乾漆像の出現と漆」(『仏教芸術』255)、「興福寺西金堂の華原磬ー金鼓の典拠に対する疑問と思想的背景ー」（『奈良美術研究』18）。