大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
50～70年代英米ロック音楽の創始者たちにスポットを当てる講義のパート4。まだレコーディング技術的にも、コンサートの興行的にも発展途上にあった時代に熱い試行錯誤を繰り返し前人未踏の地平を切り拓いた偉大な音楽家たちの歩みを再検証します。

【講義概要】
結成から半世紀を経た今なお圧倒的な人気を誇るローリング・ストーンズ。激動の60年代末に簡素で粗野なロックの魅力を再評価してみせたCCR(クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル)。世界中の音楽に目配りしながら独自の美しい世界を構築し続けるポール・サイモン。そして、ギターという楽器の可能性を無限に広げたジミ・ヘンドリックス。英米を代表する4組のアーティストを取り上げ、ロック音楽の魅力を解析、再評価します。
【主な講義内容】
●[ローリング・ストーンズ]
創設メンバー全員が70代を迎えた今も現役感たっぷりに活動を続けるローリング・ストーンズの背景に潜む音楽的ルーツを様々な切り口から見つめ直します。
●[CCR(クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル)]
60年代末、「プラウド・メアリー」など大ヒットを連発し、誰もがふと忘れかけていた米国南部の音楽の魅力をシーンに思い出させた4人組の魅力に迫ります。
●[ポール・サイモン]
サイモン&ガーファンクルの一員としてフォーク界からデビューし、やがてワールド・ミュージックの要素を大胆に取り入れたソロ時代へ…という歩みをたどります。
●[ジミ・ヘンドリックス]
衝撃的かつ斬新な音作りで、エレクトリック・ギターをロック界の主役の座へと押し上げた決定的な偉人“ジミヘン”。彼の短くも濃密なキャリアを再検証します。

名前	萩原 健太
肩書き	音楽評論家
プロフィール	1956年、埼玉県生まれ。1981年以降、新聞、雑誌での音楽関連記事の執筆、テレビ、ラジオの音楽番組への出演、レコード・プロデュースなど音楽周辺の分野で活動中。近著に『ザ・ビーチ・ボーイズ・ディスク・ガイド』(ミュージック・マガジン)、『ロック・ギタリスト伝説』(アスキー新書)などがある。