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講座詳細情報

申し込み締切日:2017-01-12 / その他教養 / 学内講座コード:340301

アメリカ映画を読む ハリウッド映画の名作はジャンルから生まれた

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
1月19日(木)~ 2月23日(木)
講座回数
6回
時間
10:30~12:00
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
14,191円
定員
30
その他
ビジター価格 16,330円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・アメリカ映画をテーマにして、「見る」のではなく、「読む」という能動的な鑑賞の仕方を通して、映像や作品全体の意味を探る。
・アメリカ映画を通してアメリカの文化・社会の一端に触れる。

【講義概要】
ハリウッド黄金時代(1930年代~1950年代)には、映画(当時の映画はハリウッド古典映画と呼ばれます)はまるでコンベヤー・ベルト方式で組み立てられる工業製品のように大量生産されていました。大量生産には規格化が必要です。そのためにジャンルが生まれ、ウェスタン映画、ミュージカル映画、犯罪/探偵映画、戦争映画、ホラー映画、メロドラマ映画、SF映画、スクリューボール・コメディなど、決まったフォーミュラ(定型)で映画が量産されました。この中から、いま名作と考えられる映画が生まれたのです。従って、各ジャンルのフォーミュラを知ることはハリウッド古典映画を理解し、楽しむうえでとても大切です。
1960年代後半からは、スタジオ・システムの崩壊と共にジャンルごとに映画を大量に製作することはなくなりましたが、ハリウッド古典映画のジャンルを下敷きにした作品はたくさんあります。ジャンルの知識があると、ジャンルという枠組みを「引用」するこれらの作品をより楽しむことができます。
今回は、ミュージカル映画、犯罪/探偵映画、メロドラマ映画という三つの分野の新旧の作品を比較することで、ジャンルという視点からアメリカ映画を読んでみようと思います。
【講義でとりあげる映画作品】
・『雨に唄えば』(ジーン・ケリー&スタンリー・ドーネン監督、1952年)
・『シカゴ』(ロブ・マーシャル監督、2002年)
・『三つ数えろ』(ハワード・ホークス監督、1955年)
・『チャイナタウン』(ロマン・ポランスキー監督、1974年)
・『天が許し給うすべて』(ダグラス・サーク監督、1955年)
・『エデンより彼方に』(トッド・ヘインズ監督、2002年)

【各回の講義予定】
第1回 2017/ 1/19(木) ジャンルとは / ミュージカル映画を考える(1):ジーン・ケリー&スタンリー・ドーネン監督『雨に唄えば』(1952年)
第2回 2017/ 1/26(木) ミュージカル映画を考える(2):ロブ・マーシャル監督『シカゴ』(2002年)
第3回 2017/ 2/ 2(木) 犯罪/探偵映画・フィルムノアールを考える(1):ハワード・ホークス監督『三つ数えろ』(1955年)
第4回 2017/ 2/ 9(木) 犯罪/探偵映画・フィルムノアールを考える(2):ロマン・ポランスキー監督『チャイナタウン』(1974年)
第5回 2017/ 2/16(木) メロドラマ映画を考える(1):ダグラス・サーク監督『天が許し給うすべて』(1955年)
第6回 2017/ 2/23(木) メロドラマ映画を考える(2):トッド・ヘインズ監督『エデンより彼方に』(2002年)

備考

【ご受講に際して】
◆上記の映画を扱いますので、観たことのない作品を事前に見ておいていただけると、講義をより理解できます。

講師陣

名前 寺地 五一
肩書き 東京経済大学元専任講師
プロフィール 1943年生まれ。東京外国語大学卒業後、同大学院修士課程修了。著書に『アメリカ一日一言』、訳書に『ノーム』、『去年を待ちながら』、『ウッドストック--1969年・夏の真実』、『マーシャン・インカ』、『ジョン・F・ケネディはなぜ死んだのか--語り得ないものとの闘い』、雑誌連載「私たちはなぜ先住民族について考えなければいけないか」など。長年国際交流ボランティアを続ける。
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