検索:

トップ > 講座詳細


講座詳細情報

申し込み締切日:2017-01-04 / 日本史 / 学内講座コード:340208

日本近代の曙・岩倉使節団の挑戦

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
1月11日(水)~ 3月 1日(水)
講座回数
8回
時間
15:00~16:30
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
18,922円
定員
30
その他
ビジター価格 21,773円
補足
資料を請求する
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

関連講座

講座詳細

【目標】
2018年は明治維新から150年を迎える。その実質的な維新だった「廃藩置県」から僅か四ヶ月後、岩倉使節団が米欧諸国へ派遣される。それは圧倒的な西洋文明との格差にどう対応するか。新しい「国のかたち」を求めての命を懸けての挑戦の旅でもあった。
本講座は、幕末動乱の中を生き抜いてきた志士たちが、どのような旅をし、見聞をし、西洋文明の核心を洞察したかについて概要を伝え、この世界史的にも重要な旅が、その後の日本近代化にどのような影響を及ぼし、今日に及んでいるかを問いかけるものである。

【講義概要】
初回は、使節団派遣の背景、幕末の前史を概観して、その歴史的意味に触れる。第2回から第6回までは、岩倉使節団の概要を、自ら制作したDVDの映像により紹介し、併せて、旅の公式記録『米欧回覧実記』(久米邦武編著)から格調ある名文を適宜引用して、使節団の真剣な見聞ぶりを見る。また、大使の岩倉具視、副使の木戸孝允、大久保利通、伊藤博文などの主要メンバーたちの動向、各省派遣の理事官、随員、随行留学生(横浜出帆時の総数107名)にも触れて、旅の全体像を明らかにしていく。そして第7回にはその総まとめを行い、第8回には本使節団の今日的意義を考えたい。

【各回の講義予定】
第1回 2017/ 1/11(水) 今、何故、岩倉使節団か。幕末に回帰してその意味を考える
第2回 2017/ 1/18(水) 岩倉使節団の出発~「国のかたち」を求めて
第3回 2017/ 1/25(水) 新興の意気溢れる共和国・アメリカの旅
第4回 2017/ 2/ 1(水) 最盛期大帝国のカラクリを見る・英国の旅
第5回 2017/ 2/ 8(水) フランス、ベルギー、オランダ、ドイツ、ロシアの旅
第6回 2017/ 2/15(水) イタリア、オーストリア、スイス、そして中東・アジアの旅
第7回 2017/ 2/22(水) 岩倉使節団が「明治日本」にもたらしたもの ―「和魂洋才」の再確認、「日本独自の近代化」
第8回 2017/ 3/ 1(水) 岩倉使節団の挑戦が「平成日本」に問いかけるもの ― 西洋近代を超えて、地球時代の新しい日本の未来像を…

備考

【テキスト・参考図書】
参考図書
『特命全権大使「米欧回覧実記」(全5巻)』(岩波文庫)久米邦武 編
『現代語訳 特命全権大使「米欧回覧実記」(全5巻)』(慶応義塾大学出版会)水澤周 訳
『堂々たる日本人 ― 知られざる岩倉使節団』(祥伝社黄金文庫)(ISBN:978-4396313500)泉三郎 著
『岩倉使節団 誇り高き男たちの物語』(祥伝社黄金文庫)(ISBN:978-4396315894)泉三郎 著
『新・米欧回覧の記』(ダイヤモンド社)(ISBN:978-4478940624)泉三郎 著

講師陣

名前 泉 三郎
肩書き ノンフィクション作家、NPO法人米欧亜回覧の会代表
プロフィール 一橋大学経済学部卒業。専門は比較文明論、日本近代史。著書に『岩倉使節団という冒険』(文春新書、2004 年)、『堂々たる日本人』(祥伝社)などがある。
資料を請求する

関連講座

質問する

↑ページの先頭へ

© MARUZEN-YUSHODO Co., Ltd. All Rights Reserved.