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講座詳細情報

申し込み締切日:2016-09-23 / 宗教・哲学 / 学内講座コード:330502

日本の思想 ― 中世編 ―

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
9月30日(金)~12月 2日(金)
講座回数
7回
時間
15:00~16:30
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
16,556円
定員
30
その他
ビジター価格 19,051円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
今回は中世といわれる時代の思想を、その特質を特徴的にあらわす事象に絞って、考えていきます。この時代は武士の登場によって人間の捉え方に大きな転換が行われる興味深い時代です。日本人とは何か、という問題がこのグローバル化といわれるなかの日本でいろいろな形で、問われています。文化という視点も大事ですが、思想という形で捉え返すことが、問いに答える重要な視点となると考えています。

【講義概要】
武士が時代の主役にかわります。他方で貴族的なものがなおその残影をおとし、武士的なものと貴族的なものとが混じり合いもします。武士層の原初的なあり方を見てみるとともに、新たに立ち現れる人間像と、いわゆる鎌倉新仏教との連関を考えます。また武士的なものと貴族的なものの融合がみられますが、それを「歴史」をめぐる思想のありかたに見てみます。また仏教の新たな展開と関わりながら、神をめぐる思想にも大きな変化が中世ではおこります。いわゆる中世神道といわれるものの意味を考えてみます。

【各回の講義予定】
第1回 2016/ 9/30(金) 武士の登場と「武者の習い」の成立を、歴史物語や歴史書に現れる思想に探る
第2回 2016/10/ 7(金) 浄土思想の流れ
第3回 2016/10/14(金) 鎌倉仏教の思想(1) 浄土思想と法然・親鸞
第4回 2016/10/21(金) 鎌倉仏教の思想(2) 日蓮と法華経
第5回 2016/10/28(金) 鎌倉仏教の思想(3) 禅の思想
第6回 2016/11/25(金) 中世神道 中世の神々の変貌
第7回 2016/12/ 2(金) 芸道論の思想と室町文化

備考

【ご受講に際して】
◆特に予備知識は必要ありません。まえもっての知識があれば、さらに深い理解をたすけますが、指定したテキストをざっと見ておいていただくと、思想の流れや連関がつかみやすいでしょう。中世もまた日本人の心性や知性の歴史的な淵源の一つです。現代の私たちの感性や知性にどのような影響を与えているか、そうした関心に答えることが、この講座のねらいでもあります。

【テキスト・参考図書】
テキスト
『日本思想全史』(ちくま新書)(ISBN:978-4480068040)

講師陣

名前 清水 正之
肩書き 聖学院大学教授
プロフィール 東京理科大学、放送大学客員教授等をへて現職。倫理学・日本倫理思想史を専攻する。『日本思想全史』(ちくま新書)、『国学の他者像』(ぺりかん社)、『岩波講座 日本の思想(第4巻)自然と人為』(共著、岩波書店)等。
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