講座詳細情報
申し込み締切日:2016-09-27 / 日本史 / 学内講座コード:330202
日本古代の王権と豪族・渡来人
- 開催日
- 10月 4日(火)~12月 6日(火)
- 講座回数
- 10回
- 時間
- 13:00~14:30
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 8,000円
- 受講料
- 23,652円
- 定員
- 45
- その他
- ビジター価格 27,216円
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【目標】
・在地土豪や伴造のウヂとしての特性を、王権との関わりにおいて明らかにする。
・中央豪族と地方豪族の政治的処遇について考え、実質的な身分差がそこに存したかどうかを検討する。
・渡来系諸氏が、自らの出自を諸暮から皇別・神別に改めた歴史的意味を探る。
【講義概要】
蘇我氏・巨勢氏のような大和の在地土豪・大伴氏・物部氏のような軍事伴造の活動形態を通して、中央の豪族層の王権への仕奉のあり方を検討し、蘇我氏が政治を主導するに至った経緯を明らかにします。ついでこれまで、中央豪族に対して政治的に下位とみられてきた地方豪族について、新たな視点から分析を行い、彼等が実質的に中央豪族と対等な立場にあったことを論証します。さらに渡来系諸氏の皇別・神別への同化現象の実態を探ります。
【主な講義内容】
・葛城ソツヒコとタケシウチ宿禰 ― 後裔氏族系譜の形成過程
・蘇我・巨勢両氏の出自と葛城地方
・大伴・物部二大軍事伴造と王権
・大和の在地土豪とオホマヘツキミ・マヘツキミ制
・中央と地方 ― 地方豪族の中央出仕のあり方をめぐって
・常陸・下総出身の中臣氏の台頭
・『高橋(たかはし)氏分(うじぶみ)』より見た膳(かしわで)氏
・阿倍氏の中央移住 ― 伊賀から大和へ
・渡来系諸氏の系譜仮冒 ― 皇別・神別への出自改変
・高麗(こまの)若光(じゃっこう)と高麗福(ふく)信(しん) ― 武蔵国高麗郡の建郡
【各回の講義予定】
第1回 2016/10/ 4(火) 葛城ソツヒコとタケシウチ宿禰 ― 後裔氏族系譜の形成過程
第2回 2016/10/11(火) 蘇我・巨勢両氏の出自と葛城地方
第3回 2016/10/18(火) 大伴・物部二大軍事伴造と王権
第4回 2016/10/25(火) 大和の在地土豪とオホマヘツキミ・マヘツキミ制
第5回 2016/11/ 1(火) 中央と地方 ― 地方豪族の中央出仕のあり方をめぐって
第6回 2016/11/ 8(火) 常陸・下総出身の中臣氏の台頭
第7回 2016/11/15(火) 『高橋(たかはし)氏分(うじぶみ)』より見た膳(かしわで)氏
第8回 2016/11/22(火) 阿倍氏の中央移住 ― 伊賀から大和へ
第9回 2016/11/29(火) 渡来系諸氏の系譜仮冒 ― 皇別・神別への出自改変
第10回 2016/12/ 6(火) 高麗(こまの)若光(じゃっこう)と高麗福(ふく)信(しん) ― 武蔵国高麗郡の建郡
・在地土豪や伴造のウヂとしての特性を、王権との関わりにおいて明らかにする。
・中央豪族と地方豪族の政治的処遇について考え、実質的な身分差がそこに存したかどうかを検討する。
・渡来系諸氏が、自らの出自を諸暮から皇別・神別に改めた歴史的意味を探る。
【講義概要】
蘇我氏・巨勢氏のような大和の在地土豪・大伴氏・物部氏のような軍事伴造の活動形態を通して、中央の豪族層の王権への仕奉のあり方を検討し、蘇我氏が政治を主導するに至った経緯を明らかにします。ついでこれまで、中央豪族に対して政治的に下位とみられてきた地方豪族について、新たな視点から分析を行い、彼等が実質的に中央豪族と対等な立場にあったことを論証します。さらに渡来系諸氏の皇別・神別への同化現象の実態を探ります。
【主な講義内容】
・葛城ソツヒコとタケシウチ宿禰 ― 後裔氏族系譜の形成過程
・蘇我・巨勢両氏の出自と葛城地方
・大伴・物部二大軍事伴造と王権
・大和の在地土豪とオホマヘツキミ・マヘツキミ制
・中央と地方 ― 地方豪族の中央出仕のあり方をめぐって
・常陸・下総出身の中臣氏の台頭
・『高橋(たかはし)氏分(うじぶみ)』より見た膳(かしわで)氏
・阿倍氏の中央移住 ― 伊賀から大和へ
・渡来系諸氏の系譜仮冒 ― 皇別・神別への出自改変
・高麗(こまの)若光(じゃっこう)と高麗福(ふく)信(しん) ― 武蔵国高麗郡の建郡
【各回の講義予定】
第1回 2016/10/ 4(火) 葛城ソツヒコとタケシウチ宿禰 ― 後裔氏族系譜の形成過程
第2回 2016/10/11(火) 蘇我・巨勢両氏の出自と葛城地方
第3回 2016/10/18(火) 大伴・物部二大軍事伴造と王権
第4回 2016/10/25(火) 大和の在地土豪とオホマヘツキミ・マヘツキミ制
第5回 2016/11/ 1(火) 中央と地方 ― 地方豪族の中央出仕のあり方をめぐって
第6回 2016/11/ 8(火) 常陸・下総出身の中臣氏の台頭
第7回 2016/11/15(火) 『高橋(たかはし)氏分(うじぶみ)』より見た膳(かしわで)氏
第8回 2016/11/22(火) 阿倍氏の中央移住 ― 伊賀から大和へ
第9回 2016/11/29(火) 渡来系諸氏の系譜仮冒 ― 皇別・神別への出自改変
第10回 2016/12/ 6(火) 高麗(こまの)若光(じゃっこう)と高麗福(ふく)信(しん) ― 武蔵国高麗郡の建郡
備考
【テキスト・参考図書】
参考図書
『大和の豪族と渡来人』(吉川弘文館)(ISBN:978-4642055444)
参考図書
『大和の豪族と渡来人』(吉川弘文館)(ISBN:978-4642055444)
講師陣
名前 | 加藤 謙吉 |
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肩書き | 中央大学・成城大学講師 |
プロフィール | 1948年三重県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、同大学大学院文学研究科博士課程満期退学。博士(文学、早稲田大学)専門分野は日本古代豪族研究(日本古代史)。著書に『大和政権とフミヒト制』(吉川弘文館)、『ワニ氏の研究』(雄山閣)などがある。 |