大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・キリスト教美術、ビザンティン美術の基礎知識を、作例と共に学ぶ。
・イスタンブール(トルコ)、テッサロニキ(ギリシア)で見ることのできる聖堂を、街ごとに概観する。

【講義概要】
ビザンティン美術はルネサンスや近代美術にも影響を与えましたが、なかなか日本で見ることが出来ません。本講座は、美しいモザイクやフレスコ装飾を持つ聖堂がまとまって残る街ごとに取り上げて、じっくり鑑賞します。
今期は、イスタンブールとテッサロニキ、ビザンティン帝国において栄えた二つの都市とその聖堂を、写真を見ながら解説します。キリスト教美術の基礎知識を学びつつ、光の芸術であるモザイクや、繊細な感情を表すフレスコ装飾を旅行気分で楽しみましょう。

【各回の講義予定】
第1回 2016/10/ 4(火) イスタンブール1 アギア・ソフィア聖堂他
第2回 2016/10/11(火) イスタンブール2 コンスタンティノポリスの
スポリア他
第3回 2016/10/18(火) イスタンブール3 コーラ修道院のモザイク他
第4回 2016/10/25(火) イスタンブール4 コーラ修道院のフレスコ他
第5回 2016/11/ 1(火) テッサロニキ1 ロトンダ他
第6回 2016/11/ 8(火) テッサロニキ2 アギア・ソフィア他

名前	辻 絵理子
肩書き	早稲田大学講師・聖心女子大学講師・共立女子大学講師
プロフィール	東京生まれ。博士(文学、早稲田大学)。専門は西洋中世美術史(ビザンティン美術)。「ストゥディオス修道院写本工房のペリカン図像」『美術史』第171冊(2011年)、「陽の昇るところから沈むところまで―ビザンティン余白詩篇第49(50)篇の重層的構造」『パトリスティカ』第18号(2015年)ほか。