大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・ナショナリズムとは何か? そして近代日本のナショナリズムとは何であったのか? 本講義は、ナショナリズムとは何かを、日本の史実の中に探ろうとする試論である。

【講義概要】
主に第一次世界大戦～第二次世界大戦の日本のナショナリズムを考察することを主題とする。
具体的には、第一次世界大戦時の日本のナショナリズム、大正デモクラシーとナショナリズム、日本外交とナショナリズム(田中外交と幣原外交)、昭和恐慌と日本のナショナリズム、満州事変とナショナリズム、日中戦争とナショナリズム、太平洋戦争とナショナリズム等である。

【各回の講義予定】
第1回 2016/ 9/29(木) 明治維新とナショナリズム
第2回 2016/10/ 6(木) 第一次世界大戦時のナショナリズム(対華二十一箇条要求を中心として)
第3回 2016/10/13(木) 大正デモクラシーとナショナリズム
第4回 2016/10/20(木) 田中(義一)外交とナショナリズム
第5回 2016/10/27(木) 幣原(喜重郎)外交とナショナリズム
第6回 2016/11/10(木) 昭和恐慌とナショナリズム
第7回 2016/11/17(木) テロリズムとナショナリズム
第8回 2016/11/24(木) 満州事変とナショナリズム
第9回 2016/12/ 1(木) 日中戦争とナショナリズム
第10回 2016/12/ 8(木) 太平洋戦争とナショナリズム

【ご受講に際して】
◆高校程度の日本史の知識を前提に講義を行いますが、必ずしも受講資格を限定するものではありません。不安のある人は『もういちど読む山川日本史』(山川出版社)等により各自補ってくだされば、十分です。

名前	三浦 顕一郎
肩書き	白鴎大学教授
プロフィール	1967年北海道札幌市生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業後、同大学院政治学研究科後期博士課程単位取得満期退学。専門分野は日本政治史。主要業績に、『東アジアの知識人2 近代国家の形成』(共著、有志舎)、『第一次世界大戦と現代』(共著、丸善プラネット)、'The history of Nationalism in Japan: particularly on the formative period'『白鴎法学第20巻2号』などがある。