講座詳細情報
申し込み締切日:2016-07-20 / 芸術・文化 / 学内講座コード:320406
ウィーンの世紀末文化 多様性のユートピア
- 開催日
- 7月27日(水)~ 9月 7日(水)
- 講座回数
- 6回
- 時間
- 15:00~16:30
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- 8,000円
- 受講料
- 16,191円
- 定員
- 30
- その他
- ビジター価格 18,330円
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【目標】
・「世紀末ウィーン文化」の概略を理解し、多彩な芸術文化についての知識を深める。
・世紀末ウィーン文化の根底にあるオーストリア精神の特異性を知る。
・そこから生まれた様々な芸術作品を享受するいとぐちをつかむ。
【講義概要】
19世紀末から20世紀初頭のウィーンで花開いた多彩な文化は、一般に「ウィーン世紀末文化」などと呼ばれ広く知られています。なぜあるひとつの都市で、文学・音楽・絵画・建築のあらゆる領域にわたって、これほど活発な芸術活動が行われたのでしょうか? 本講座では、J・シュトラウスやクリムト、マーラーをはじめ、世紀末ウィーンを華麗に彩った芸術家たちを、音楽や映像を交えて解説していきます。とはいえ個々の芸術を紹介するだけでは、ウィーン世紀末文化の本当の魅力を伝えることにはなりません。それらの芸術を背後で支えていた、特異なオーストリア的精神にも常に目を配ることが必要です。キーワードは多様性。多民族国家ハプスブルク帝国は、崩壊後、とりわけユダヤ系の人々によってノスタルジックに神話化されていきました。なお最終回では、マーラーの歌曲を実演で聴いていただく予定です。
【実演:澤江 衣里(さわえ えり) 】
声楽を佐藤峰子、永井和子の両氏に師事。バッハ・コレギウム・ジャパンの声楽メンバーとして国内外の演奏会や録音に参加。武岡賞、三菱地所賞の各賞を受賞。第79回日本音楽コンクール声楽部門第2位入賞。第11回東京音楽コンクール第2位入賞(最高位)。
【実演:松田 祐輔(まつだ ゆうすけ) 】
大学在学中モーニングコンサートにて田中良和指揮、芸大フィルハーモニー管弦楽団と共演。第22回奏楽堂日本歌曲コンクールにて最優秀伴奏者賞を受賞。第2回ザルツブルク=モーツァルト国際室内楽コンクール第三位。2014年ドイツ・レリンゲン音楽祭にて招聘演奏、好評を博す。エミューズ音楽事務所所属。トリオ・ヴィブランテメンバー。
【各回の講義予定】
第1回 2016/ 7/27(水) 多民族国家とオーストリア精神。そしてユダヤ人のウィーン
第2回 2016/ 8/ 3(水) 文学、オペレッタ、映画に見る、ウィーンの「かわいい娘(ズューセス・メーデル)」:シュニッツラー『輪舞』、J・シュトラウス『こうもり』、W・フォルスト『たそがれの維納(ウィーン)』
第3回 2016/ 8/10(水) 装飾とその奥に隠されたもの:クリムトを中心に
第4回 2016/ 8/24(水) 「リング通り様式」によるウィーンの近代都市化から世紀末建築へ
第5回 2016/ 8/31(水) 音楽と象徴派的世界:フランツ・シュレーカーと初期シェーンベルク
第6回 2016/ 9/ 7(水) 音楽における多様性と統一:グスタフ・マーラー
・「世紀末ウィーン文化」の概略を理解し、多彩な芸術文化についての知識を深める。
・世紀末ウィーン文化の根底にあるオーストリア精神の特異性を知る。
・そこから生まれた様々な芸術作品を享受するいとぐちをつかむ。
【講義概要】
19世紀末から20世紀初頭のウィーンで花開いた多彩な文化は、一般に「ウィーン世紀末文化」などと呼ばれ広く知られています。なぜあるひとつの都市で、文学・音楽・絵画・建築のあらゆる領域にわたって、これほど活発な芸術活動が行われたのでしょうか? 本講座では、J・シュトラウスやクリムト、マーラーをはじめ、世紀末ウィーンを華麗に彩った芸術家たちを、音楽や映像を交えて解説していきます。とはいえ個々の芸術を紹介するだけでは、ウィーン世紀末文化の本当の魅力を伝えることにはなりません。それらの芸術を背後で支えていた、特異なオーストリア的精神にも常に目を配ることが必要です。キーワードは多様性。多民族国家ハプスブルク帝国は、崩壊後、とりわけユダヤ系の人々によってノスタルジックに神話化されていきました。なお最終回では、マーラーの歌曲を実演で聴いていただく予定です。
【実演:澤江 衣里(さわえ えり) 】
声楽を佐藤峰子、永井和子の両氏に師事。バッハ・コレギウム・ジャパンの声楽メンバーとして国内外の演奏会や録音に参加。武岡賞、三菱地所賞の各賞を受賞。第79回日本音楽コンクール声楽部門第2位入賞。第11回東京音楽コンクール第2位入賞(最高位)。
【実演:松田 祐輔(まつだ ゆうすけ) 】
大学在学中モーニングコンサートにて田中良和指揮、芸大フィルハーモニー管弦楽団と共演。第22回奏楽堂日本歌曲コンクールにて最優秀伴奏者賞を受賞。第2回ザルツブルク=モーツァルト国際室内楽コンクール第三位。2014年ドイツ・レリンゲン音楽祭にて招聘演奏、好評を博す。エミューズ音楽事務所所属。トリオ・ヴィブランテメンバー。
【各回の講義予定】
第1回 2016/ 7/27(水) 多民族国家とオーストリア精神。そしてユダヤ人のウィーン
第2回 2016/ 8/ 3(水) 文学、オペレッタ、映画に見る、ウィーンの「かわいい娘(ズューセス・メーデル)」:シュニッツラー『輪舞』、J・シュトラウス『こうもり』、W・フォルスト『たそがれの維納(ウィーン)』
第3回 2016/ 8/10(水) 装飾とその奥に隠されたもの:クリムトを中心に
第4回 2016/ 8/24(水) 「リング通り様式」によるウィーンの近代都市化から世紀末建築へ
第5回 2016/ 8/31(水) 音楽と象徴派的世界:フランツ・シュレーカーと初期シェーンベルク
第6回 2016/ 9/ 7(水) 音楽における多様性と統一:グスタフ・マーラー
講師陣
名前 | 満留 伸一郎 |
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肩書き | ドイツ文学者、東京藝術大学講師 |
プロフィール | 1973年鹿児島県生まれ。東京大学独文科卒業後、同大学院博士課程単位取得満期退学。専門はドイツ語圏の文学と文化。東京藝術大学等でドイツ語講師を担当。R.ムージルに関する諸論文のほか、訳書に『ムージル伝記』(共訳、法政大学出版局)、『芸術とむきあう方法』(ブリュッケ)等がある。 |
名前 | 澤江 衣里 |
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肩書き | ソプラノ歌手 |
プロフィール | 島根県益田市出身。国立音楽大学声楽科首席卒業。東京藝術大学大学院修士課程及び博士課程修了。英国人作曲家R・クイルターの歌曲を研究し、博士号(音楽)を取得。声楽を佐藤峰子、永井和子の両氏に師事。バッハ・コレギウム・ジャパンの声楽メンバーとして国内外の演奏会や録音に参加。武岡賞、三菱地所賞の各賞を受賞。第79 回日本音楽コンクール声楽部門第2 位入賞。第11 回東京音楽コンクール第2位入賞(最高位)。 |