講座詳細情報
申し込み締切日:2016-04-04 / 日本史:その他教養:文学 / 学内講座コード:110217
東国の視点から読む『万葉集』防人の歌
- 開催日
- 4月11日(月)~ 6月20日(月)
- 講座回数
- 10回
- 時間
- 14:45~16:15
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- 8,000円
- 受講料
- 23,652円
- 定員
- 30
- その他
- ビジター価格 27,216円
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【目標】
『万葉集』に収録された東国の歌を取り上げ、地域の視点からその歌を解釈し、8世紀の東国社会を考える。従来の文学研究で、等閑視されがちな最新の考古資料をはじめとする地域の歴史資料や地理資料を取り上げ、歌に新たな息吹を吹き込みたい。
【講義概要】
今回は、防人の歌を取り上げる。防人は九州北部の防衛のため、東国の民が兵士に選ばれて赴いた。その歌は『万葉集』巻20を中心に収められている。防人の目を通して詠まれた東国や九州へ赴く風景と心像は、8世紀の実情を生々しく伝えてくれる。防人たちは何を思い、何を詠ったのか。今回は防人の歌と関連する東歌からおもに風俗や交通に焦点をあて、8世紀の実態に迫りたい。
【各回の講義予定】
第1回 2016/ 4/11(月) 防人とはなにか―制度と歌の分類―
第2回 2016/ 4/18(月) 防人の旅と歌の成立
第3回 2016/ 4/25(月) 防人と家族―妻と母―
第4回 2016/ 5/ 9(月) 防人と祈り―さまざまな神―
第5回 2016/ 5/16(月) 防人の行程(1)―足柄と碓氷―
第6回 2016/ 5/23(月) 防人の行程(2)―多麻の横山と筑波―
第7回 2016/ 5/30(月) 防人の行程(3)―難波津と瀬戸内海の航行―
第8回 2016/ 6/ 6(月) 海上交通と船―伊豆の手船と八十楫貫き―
第9回 2016/ 6/13(月) 東国の海上交通―周淮の日下部と秩父の大伴―
第10回 2016/ 6/20(月) 防人と東国―大伴家持が詠んだ防人―
『万葉集』に収録された東国の歌を取り上げ、地域の視点からその歌を解釈し、8世紀の東国社会を考える。従来の文学研究で、等閑視されがちな最新の考古資料をはじめとする地域の歴史資料や地理資料を取り上げ、歌に新たな息吹を吹き込みたい。
【講義概要】
今回は、防人の歌を取り上げる。防人は九州北部の防衛のため、東国の民が兵士に選ばれて赴いた。その歌は『万葉集』巻20を中心に収められている。防人の目を通して詠まれた東国や九州へ赴く風景と心像は、8世紀の実情を生々しく伝えてくれる。防人たちは何を思い、何を詠ったのか。今回は防人の歌と関連する東歌からおもに風俗や交通に焦点をあて、8世紀の実態に迫りたい。
【各回の講義予定】
第1回 2016/ 4/11(月) 防人とはなにか―制度と歌の分類―
第2回 2016/ 4/18(月) 防人の旅と歌の成立
第3回 2016/ 4/25(月) 防人と家族―妻と母―
第4回 2016/ 5/ 9(月) 防人と祈り―さまざまな神―
第5回 2016/ 5/16(月) 防人の行程(1)―足柄と碓氷―
第6回 2016/ 5/23(月) 防人の行程(2)―多麻の横山と筑波―
第7回 2016/ 5/30(月) 防人の行程(3)―難波津と瀬戸内海の航行―
第8回 2016/ 6/ 6(月) 海上交通と船―伊豆の手船と八十楫貫き―
第9回 2016/ 6/13(月) 東国の海上交通―周淮の日下部と秩父の大伴―
第10回 2016/ 6/20(月) 防人と東国―大伴家持が詠んだ防人―
講師陣
名前 | 山路 直充 |
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肩書き | 市立市川考古博物館学芸員、明治大学講師 |
プロフィール | 1960年東京生まれ。早稲田大学教育学部卒業後、市立市川考古博物館学芸員として勤務。専門は日本古代の考古学だが、他分野の資料を活用した古代東国社会の復元に興味を持つ。共編著書に『都城 古代日本のシンボリズム-飛鳥から平安京へ』(青木書店、2007年)、『房総と古代王権-東国と文字資料-』(高志書院、2009年)など。 |