大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
16世紀以来のオペラの流れをたどるこの講座では、昨年まで、モーツァルトのオペラをとりあげてきたが、本年度から19世紀にはいり、19世紀の前半に活躍した作曲家ロッシーニのオペラを映像資料によって紹介する。

【講義概要】
19世紀の前半に活躍した最も重要なイタリアのオペラ作曲家ロッシーニは、かつては一部のオペラ作品のみによって知られていたが、数年前から再評価がなされ、現在では生地ペーザロで毎年ロッシーニ音楽祭が開かれて、さまざまな作品が上演され続けている。ここではそうした上演作品の映像を中心に、ほぼすべてのオペラを年代順に紹介してゆく。本年度はまず、春に最初の≪結婚手形≫から≪試金石≫までを、秋に≪ブルスキーノ氏≫から≪イタリアのトルコ人≫までを扱う。

【各回の講義予定】
第1回 2016/ 4/13(水) 結婚手形
第2回 2016/ 4/20(水) ひどい誤解(1)
第3回 2016/ 4/27(水) ひどい誤解(2)
第4回 2016/ 5/11(水) デメトリオとポリビオ(1)
第5回 2016/ 5/18(水) デメトリオとポリビオ(2)と
バビロニアのチーロ(1)
第6回 2016/ 5/25(水) バビロニアのチーロ(2)
第7回 2016/ 6/ 1(水) バビロニアのチーロ(3)と
絹のはしご(1)
第8回 2016/ 6/ 8(水) 絹のはしご(2)
第9回 2016/ 6/15(水) 試金石(1)
第10回 2016/ 6/22(水) 試金石(2)
第11回 2016/ 9/28(水) ブルスキーノ氏(1)
第12回 2016/10/ 5(水) ブルスキーノ氏(2)と
タンクレーディ(1)
第13回 2016/10/12(水) タンクレーディ(2)
第14回 2016/10/19(水) アルジェのイタリア女(1)
第15回 2016/10/26(水) アルジェのイタリア女(2)
第16回 2016/11/ 2(水) パルミラのアウレリアーノ(1)
第17回 2016/11/ 9(水) パルミラのアウレリアーノ(2)
第18回 2016/11/16(水) パルミラのアウレリアーノ(3)
第19回 2016/11/30(水) イタリアのトルコ人(1)
第20回 2016/12/ 7(水) イタリアのトルコ人(2)

名前	今谷 和徳
肩書き	共立女子大学講師
プロフィール	1945年生まれ。早稲田大学第一法学部卒業後、同大学院文学研究科博士課程(西洋史専攻)単位取得満期退学。専門は西洋音楽史(ルネサンス音楽)。単著に『新版・中世ルネサンスの社会と音楽』(音楽之友社)、『ルネサンスの音楽家たち(I・II)』(東京書籍)など、共著に『フランス音楽史』(春秋社)などがある。