大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
万葉集全二十巻のすべての歌を読むことを目標としている。読み始めてすでに二十年がたつ。万葉集の新しい解釈や近年の研究動向なども紹介し、また現代の短歌や文学にも触れながら、ゆっくり講じていきたい。

【講義概要】
昨年度に引き続き、大伴家持歌日記と言われる巻18の途中から読み始めます(4098～)。そして、万葉の佳境ともいえる巻19に入ります。万葉集中、もっとも洗練された歌といえるでしょう。テキストは原文(万葉仮名)を載せるものを使用しますが、はじめて参加される方も理解できるように、毎回プリントを配布します。万葉の歌をとおして古代の世界に触れるとともに、日本の詩歌の伝統と未来を考えていきましょう。

【各回の講義予定】
第1回 2016/ 4/13(水) 概説 万葉集をよむにあたって
第2回 2016/ 4/20(水) 講読 巻18 4098～4105 長歌をふくむ
第3回 2016/ 4/27(水) 同 4106～4110 長歌をふくむ
第4回 2016/ 5/11(水) 同 4106～4110 長歌をふくむ
第5回 2016/ 5/18(水) 同 4106～4110 長歌をふくむ
第6回 2016/ 5/25(水) 同 4106～4110 長歌をふくむ
第7回 2016/ 6/ 1(水) 同 4106～4110 長歌をふくむ
第8回 2016/ 6/ 8(水) 講読 巻19 4139～
第9回 2016/ 6/15(水) 講読 巻19 4139～
第10回 2016/ 6/22(水) 講読 巻19 4139～
第11回 2016/ 9/28(水) 万葉集の魅力 講読(継続)
第12回 2016/10/ 5(水) 万葉集の魅力 講読(継続)
第13回 2016/10/12(水) 万葉集の魅力 講読(継続)
第14回 2016/10/19(水) 万葉集の魅力 講読(継続)
第15回 2016/10/26(水) 万葉集の魅力 講読(継続)
第16回 2016/11/ 2(水) 万葉集の魅力 講読(継続)
第17回 2016/11/ 9(水) 万葉集の魅力 講読(継続)
第18回 2016/11/16(水) 万葉集の魅力 講読(継続)
第19回 2016/11/30(水) 万葉集の魅力 講読(継続)
第20回 2016/12/ 7(水) 万葉集の魅力 講読(継続)

【テキスト・参考図書】
テキスト
『萬葉集』（おうふう）（1，900円）（ISBN:9784273000196）P 556 ～

名前	内藤 明
肩書き	早稲田大学教授
プロフィール	早稲田大学教授。専門分野は日本文学。主な著書に『うたの生成・歌のゆくえ』、『壺中の空』などがある。