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講座詳細情報

申し込み締切日:2016-01-01 / 日本史 / 学内講座コード:340202

遣唐使の時代

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
1月 8日(金)~ 2月26日(金)
講座回数
7回
時間
10:30~12:00
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
16,556円
定員
30
その他
ビジター価格 19,051円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
日本の対外関係史を代表する遣唐使。どれくらいの頻度で交流が行われたのでしょうか。唐と対等の関係を築いていたのでしょうか。唐文化の移入はどのようにして行われ、また時期的な変遷はどうでしょうか。遣唐使派遣の目的にも時期的な変化があったのでしょうか。そして、遣唐使事業の終焉の過程はどうだったのでしょうか。意外に知られていない遣唐使の実相と変遷を最新の研究成果に基づいて考えたいと思います。

【講義概要】
日本の対外関係を代表する遣唐使については、文化的交流が強調され、華やかな側面が知られていますが、実相はどうだったのでしょうか。遣隋使以来の対等外交は可能だったのでしょうか。まずは遣唐使の全体像や時期区分について説明した上で、唐側の受け入れ状況、日本の遣唐使の唐でのふるまいなどを考えます。続いて奈良時代以降に話題を絞って、遣唐使の歴史の中で画期となる大宝度遣唐使を事例に、日唐関係の実相を探り、また遣唐使による唐文化移入のあり方を見ていきたいと思います。唐代史を2分する安史の乱(755~63年)後の展開として、鑑真の来日以外にはあまり知られていない奈良時代後半の遣唐使の様相を検討することで、遣唐使事業の変容や日本中心主義的立場の出現など、変化の様相を明らかにし、実質的に最後の遣唐使となった承和度遣唐使のあり方や遣唐使事業の終焉になる寛平度遣唐使計画と菅原道真の立場などを考察していきます。これらの検討を通じて、遣唐使に対する考えがどのように変化したか、近年の研究成果をお伝えすることができればと思います。

【各回の講義予定】
第1回 2016/ 1/ 8(金) 遣唐使概説
第2回 2016/ 1/15(金) 大唐帝国と遣唐使
第3回 2016/ 1/22(金) 大宝度遣唐使の画期性
第4回 2016/ 1/29(金) 唐文化の移入
第5回 2016/ 2/12(金) 奈良時代後半の遣唐使
第6回 2016/ 2/19(金) 最後の遣唐使
第7回 2016/ 2/26(金) 遣唐使事業の終焉

備考

【テキスト・参考図書】
参考図書
『遣唐使の光芒』(角川学芸出版)(1,600円)(ISBN:978-4047034686)
『戦争の日本史(1) 東アジアの動乱と倭国』(吉川弘文館)(2,500円)(ISBN:978-4642063111)

講師陣

名前 森 公章
肩書き 東洋大学教授
プロフィール 1958年岡山県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位修得退学。博士(文学、東京大学)。奈良国立文化財研究所で平城京発掘や木簡の整理・研究に従事。高知大学人文学部助教授を経て、2001年から現職。専門は日本古代史。『遣唐使の光芒』(角川学芸出版)、『東アジアの動乱と倭国』『古代豪族と武士の誕生』(吉川弘文館)などの著書がある。
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