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講座詳細情報

申し込み締切日:2016-01-15 / 宗教・哲学:その他教養 / 学内講座コード:241419

世界の思想と宗教 日本・中国・西洋における人間観

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 八丁堀校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
1月22日(金)~ 2月26日(金)
講座回数
6回
時間
15:00~16:30
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
14,808円
定員
30
その他
ビジター価格 16,947円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
世界の思想や宗教の諸問題をオムニバス形式で講義します。さまざまな思想的立場や宗教観を学ぶことは、自己の価値観を相対化し、世界を多角的に見ることにつながります。物事の見方、考え方を広げ、豊かで柔軟な知性を養うことを目的にした講座です。

【講義概要】
日本・中国・西洋における人間観を取り上げます。 日本中世では、仏教によって人間の性や身体について様々な解釈が行われてきました。仏教的には人間はいかなる存在なのか、また仏とどのような関係にあるのか。本講義では、生身の肉体を持ち、人々の救済を行う「生身仏」と、日本密教における「胎生学」の検討から、聖と性(生)が入り交じった特異な人間観について考えていきます。 古代中国では、儒家は人間の人間らしい意志や感情のあり方を肯定し、それを人間の倫理観の根拠としていましたが、道家はそのような「人間らしさ」を否定し、素朴で自然な「生命そのもの」への復帰を理想としました。先秦から前漢の儒家と道家の人間観の違いを、性説の観点から考察します。西洋の近代的人間観においては「自分の意志で自由に行為することができる個人」に対して肯定的価値が与えられています。本講義では、自由意志はほんとうに存在するのか、もし存在するとしたらその自由はどこまで認められるのか、といった近代的人間観を支える原理にかかわる問題を取り上げます。

【各回の講義予定】
第1回 2016/ 1/22(金) 日本における人間観(1)―生身仏の世界―
第2回 2016/ 1/29(金) 日本における人間観(2)―仏教胎生学から見る性と身体―
第3回 2016/ 2/ 5(金) 古代中国における人間観(1)―性善説・性悪説から「性三品説」へ―
第4回 2016/ 2/12(金) 古代中国における人間観(2)―道家の性説―
第5回 2016/ 2/19(金) 西洋における人間観(1)―人間と自由意志―
第6回 2016/ 2/26(金) 西洋における人間観(2)―自由の可能性と限界―

講師陣

名前 河合 孝昭
肩書き 東京電機大学講師
プロフィール 早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程(哲学専攻)満期退学。2000年にパリ第10大学にてDEA(Dipl?me d’ Etude Approfondie)を取得。現在、東京電機大学ほかで非常勤講師。専門は西洋近・現代哲学。共著に『仏蘭西の思想と倫理』(行路社)、翻訳にヘント・デ・ヴリース『暴力と証し』(月曜社)など。
名前 鈴木 英之
肩書き 早稲田大学日本宗教文化研究所招聘研究員
プロフィール 早稲田大学文学学術院博士後期課程(東洋哲学専攻)単位取得退学。2010年に早稲田大学において博士(文学)の学位を取得。専門は、日本思想史。著書に『中世学僧と神道―了誉聖冏の学問と思想』(勉誠出版、2012年)がある。
名前 渋谷 由紀
肩書き 國學院大學講師
プロフィール 早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程(東洋哲学専攻)単位取得退学。専門は古代中国の哲学。現在、國學院大學ほかで非常勤講師。論文に「『荀子』の「心」の再検討―「心」は如何にして「道」を知るか―」(『國學院雑誌』第111巻第11号、2010年)、「『荀子』の性説における「疾惡」と「殘賊」」(『東京電機大学総合文化研究』第12号、2014年)など。
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