講座詳細情報
申し込み締切日:2015-12-31 / 日本史 / 学内講座コード:241110
大正・昭和の歴史 「木戸幸一日記 昭和20年」を読む―その3・1945(昭和20)年8月~12月―
- 開催日
- 1月 7日(木)~ 3月 3日(木)
- 講座回数
- 8回
- 時間
- 10:30~12:00
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 8,000円
- 受講料
- 19,539円
- 定員
- 35
- その他
- ビジター価格 22,390円
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【目標】
2015年は、日中戦争および太平洋戦争の終結から70年となります。その終結の年「昭和20年」とは、どのような年だったのでしょうか。思いつくままに挙げてみれば、空襲、疎開、沖縄戦、特攻、原爆、ソ連参戦、降伏、占領、戦犯、民主化、復興などなど、この年に起った出来事は枚挙に暇がありません。近代の日本を語るにしても、また現代の日本を知る上でも、「昭和20年」がひとつの焦点になると言われる所以です。このような問題意識から、今年度は1年をかけて「昭和20年」という年の歴史の実相を明らかにしていく予定です。
【講義概要】
「昭和20年」を理解するうえで、昭和天皇の側近だった木戸幸一の日記を読み解いていきます。内大臣として政治の中枢にいた木戸の日記には、天皇や政府、軍部の動きが日々詳細に描かれています。今学期は、いよいよ昭和20年の締めくくり、8月後半から12月までを対象時期とします。急速に進む占領と復興、そして民主化の一方で、昭和天皇の周囲では戦犯問題がクローズアップされていきます。天皇の最側近であった木戸幸一も、戦争犯罪人容疑で逮捕、巣鴨プリズンに収監されることになります。このように目まぐるしく動く昭和20年最後の4ヵ月余りを、政治のみならず社会の情勢などもあわせて考察していきます。また受講される方のなかで希望があれば、「私(私の家族)にとっての戦後の出発」というコーナーも授業内に取り入れていきたいと考えています。ご自身、あるいはご家族の体験を語っていただければと思っています。木戸の日記をベースとしますが、新聞や映像など同時期のさまざまな資料を駆使して、できるだけ丁寧に歴史の実相を解き明かしていきます。私たちにとって敗戦、そして戦後の出発とはどのような経験だったのか、受講生の皆さんとともに考えていきたいと思います。
2015年は、日中戦争および太平洋戦争の終結から70年となります。その終結の年「昭和20年」とは、どのような年だったのでしょうか。思いつくままに挙げてみれば、空襲、疎開、沖縄戦、特攻、原爆、ソ連参戦、降伏、占領、戦犯、民主化、復興などなど、この年に起った出来事は枚挙に暇がありません。近代の日本を語るにしても、また現代の日本を知る上でも、「昭和20年」がひとつの焦点になると言われる所以です。このような問題意識から、今年度は1年をかけて「昭和20年」という年の歴史の実相を明らかにしていく予定です。
【講義概要】
「昭和20年」を理解するうえで、昭和天皇の側近だった木戸幸一の日記を読み解いていきます。内大臣として政治の中枢にいた木戸の日記には、天皇や政府、軍部の動きが日々詳細に描かれています。今学期は、いよいよ昭和20年の締めくくり、8月後半から12月までを対象時期とします。急速に進む占領と復興、そして民主化の一方で、昭和天皇の周囲では戦犯問題がクローズアップされていきます。天皇の最側近であった木戸幸一も、戦争犯罪人容疑で逮捕、巣鴨プリズンに収監されることになります。このように目まぐるしく動く昭和20年最後の4ヵ月余りを、政治のみならず社会の情勢などもあわせて考察していきます。また受講される方のなかで希望があれば、「私(私の家族)にとっての戦後の出発」というコーナーも授業内に取り入れていきたいと考えています。ご自身、あるいはご家族の体験を語っていただければと思っています。木戸の日記をベースとしますが、新聞や映像など同時期のさまざまな資料を駆使して、できるだけ丁寧に歴史の実相を解き明かしていきます。私たちにとって敗戦、そして戦後の出発とはどのような経験だったのか、受講生の皆さんとともに考えていきたいと思います。
備考
【テキスト・参考図書】
参考図書
『木戸幸一日記(下巻)』(東京大学出版会)
『木戸幸一日記(東京裁判期)』(東京大学出版会)
参考図書
『木戸幸一日記(下巻)』(東京大学出版会)
『木戸幸一日記(東京裁判期)』(東京大学出版会)
講師陣
名前 | 望月 雅士 |
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肩書き | 早稲田大学講師 |
プロフィール | 早稲田大学大学院文学研究科史学(日本史専攻)博士後期課程単位取得退学。現在、早稲田大学教育学部講師。専門は日本近現代政治史。共編著書に『風見章日記・関係資料』(みすず書房)、『枢密院の研究』(吉川弘文館)ほか。 |