講座詳細情報
申し込み締切日:2016-01-06 / 宗教・哲学:その他教養 / 学内講座コード:140508
法華経を現代日本語訳で読む 日本人の聖書は法華経です
- 開催日
- 1月13日(水)~ 3月 2日(水)
- 講座回数
- 8回
- 時間
- 13:30~15:30
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 8,000円
- 受講料
- 28,771円
- 定員
- 30
- その他
- ビジター価格 33,091円
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
関連講座
講座詳細
【目標】
キリスト教徒の家庭では日々、嬉しいにつけ悲しいにつけ、聖書を開いてイエスの教えに照らし、心の糧とします。もし仮にそのように日々、心の糧となる書物を仏教に求めるとすれば、内容的にも歴史的にも、法華経をおいては考えられません。すなわち法華経こそ、日本人の聖書となり得る唯一の仏典なのです。この点は熱烈な法華経信者だった宮澤賢治の思想と行動からも十分に証明できます。
【講義概要】
講師自身による最新の翻訳本をテキストとして、大乗仏教の精髄とされる法華経を読み解いていきます。法華経は万人成仏、すなわち生まれや身分、性別にかかわりなく、ブッダの説いた正しい教えにもとづいて修行するなら、誰でも悟りを開いて、仏に成れると説いています。とりわけ女人成仏を約束する仏典は、法華経以外にはほとんど見当たりません。本講座では、法華経が成立した時代状況が、価値観の動揺や深刻な混迷など、現代と共通する事実を学びつつ、法華経に説かれている教えの数々を、巻頭から巻末まで、丁寧に解説していきます。
【各回の講義予定】
第1回 2016/ 1/13(水) 法華経とは何か―歴史・構造・影響
第2回 2016/ 1/20(水) 物語の開始と仏の方便(序品~薬草喩品)
第3回 2016/ 1/27(水) 成仏の予言(授記品~授学無学人記品)
第4回 2016/ 2/ 3(水) 法華経の担い手と女人成仏(法師品~従地涌出品)
第5回 2016/ 2/10(水) 永遠のブッダ(如来寿量品~法師功徳品)
第6回 2016/ 2/17(水) デクノボーと菩薩行(常不軽菩薩品~如来神力品)
第7回 2016/ 2/24(水) さまざまな信仰の形(嘱累品~普賢菩薩勧発品)
第8回 2016/ 3/ 2(水) 法華経を生きた人々
キリスト教徒の家庭では日々、嬉しいにつけ悲しいにつけ、聖書を開いてイエスの教えに照らし、心の糧とします。もし仮にそのように日々、心の糧となる書物を仏教に求めるとすれば、内容的にも歴史的にも、法華経をおいては考えられません。すなわち法華経こそ、日本人の聖書となり得る唯一の仏典なのです。この点は熱烈な法華経信者だった宮澤賢治の思想と行動からも十分に証明できます。
【講義概要】
講師自身による最新の翻訳本をテキストとして、大乗仏教の精髄とされる法華経を読み解いていきます。法華経は万人成仏、すなわち生まれや身分、性別にかかわりなく、ブッダの説いた正しい教えにもとづいて修行するなら、誰でも悟りを開いて、仏に成れると説いています。とりわけ女人成仏を約束する仏典は、法華経以外にはほとんど見当たりません。本講座では、法華経が成立した時代状況が、価値観の動揺や深刻な混迷など、現代と共通する事実を学びつつ、法華経に説かれている教えの数々を、巻頭から巻末まで、丁寧に解説していきます。
【各回の講義予定】
第1回 2016/ 1/13(水) 法華経とは何か―歴史・構造・影響
第2回 2016/ 1/20(水) 物語の開始と仏の方便(序品~薬草喩品)
第3回 2016/ 1/27(水) 成仏の予言(授記品~授学無学人記品)
第4回 2016/ 2/ 3(水) 法華経の担い手と女人成仏(法師品~従地涌出品)
第5回 2016/ 2/10(水) 永遠のブッダ(如来寿量品~法師功徳品)
第6回 2016/ 2/17(水) デクノボーと菩薩行(常不軽菩薩品~如来神力品)
第7回 2016/ 2/24(水) さまざまな信仰の形(嘱累品~普賢菩薩勧発品)
第8回 2016/ 3/ 2(水) 法華経を生きた人々
備考
【テキスト・参考図書】
テキスト
『現代日本語訳 法華経』(春秋社)(2,600円)(ISBN:978-4393113196)初版
テキスト
『現代日本語訳 法華経』(春秋社)(2,600円)(ISBN:978-4393113196)初版
講師陣
名前 | 正木 晃 |
---|---|
肩書き | 慶応義塾大学講師 |
プロフィール | 1953年神奈川県生まれ。筑波大学大学院博士課程満期退学。専門分野は宗教学。日本とチベットの密教を中心に、修行における心身変容やその視覚表現を研究。著書に『空海と密教美術』(角川学芸出版)、『現代の修験道』(中央公論新社)をはじめ、多数がある。 |