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講座詳細情報

申し込み締切日:2016-02-05 / 芸術・文化:その他教養 / 学内講座コード:140409

仏教の「こころ」と「かたち」【午前クラス】 文殊菩薩

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
2月12日(金)~ 3月 4日(金)
講座回数
4回
時間
10:30~12:30
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
14,386円
定員
65
その他
ビジター価格 16,546円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
仏像は全身で仏の教えを表しています。この講座では、仏像の背後にある思想を経典に基づいて考察するとともに、造形の特徴を地域ないし時代別に学習することで、仏像の「こころ」と「かたち」を総合的に把握します。

【講義概要】
今回は文殊菩薩を取り上げます。文殊菩薩は、「三人寄れば文殊の智慧(ちえ)」という諺(ことわざ)で親しまれているように、仏教の智慧を象徴する菩薩です。諸菩薩のなかの上首(じょうしゅ)(リーダー)として様々な経典に登場するため、その信仰や造形も多岐にわたっています。
文殊菩薩の造形は、インドで表現され始め、中国に伝来すると、獅子に乗ったり、維摩居士と問答をしたりと多様に変化していきます。その図像が朝鮮半島を経由して日本に伝播します。各時代、各地域による「かたち」の変遷をスライドで鑑賞しながら考察します。
文殊菩薩に関する経典には、その一生を物語る『文殊(もんじゅ)師利(しり)般(はつ)涅(ね)槃(はん)経』、維摩居士と空について論ずる『維摩経』、善財童子に菩薩道を説く『華厳経』などがあります。前半では、これらの要文を読みながら、文殊菩薩の「こころ」を探求します。

【各回の講義予定】
第1回 2016/ 2/12(金) 文殊菩薩の教え― 空の思想と菩薩の修行 ―
第2回 2016/ 2/19(金) 文殊信仰の諸相 ― 五台山文殊と文殊会 ―
第3回 2016/ 2/26(金) 文殊菩薩と維摩居士 ― 空を論ずる姿 ―
第4回 2016/ 3/ 4(金) 文殊菩薩が海を越える ― 獅子に騎乗する姿 ―

講師陣

名前 吉村 誠
肩書き 駒澤大学教授
プロフィール 1969年生まれ。出身地:東京都。出身校:早稲田大学大学院。専攻分野:中国仏教、唯識学。著書:『中国唯識思想史研究―玄奘と唯識学派―』(大蔵出版、2013年)。訳書:『続高僧伝I』(大蔵出版、2012年)。主な論文:「唯識の思想史的意義」(『新アジア仏教史7 中国II 隋唐』、佼成出版社、2010年)、「中国唯識思想史の展開」(『シリーズ大乗仏教7 唯識と瑜伽行』、春秋社、2012年)、「玄奘と『般若心経』」(『仏教史学研究』56-2、2014年)など。
名前 村松 哲文
肩書き 駒澤大学教授
プロフィール 1967年東京生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。早稲田大学会津八一記念博物館勤務を経て現職。専門は仏教美術史、禅美術。共著『すぐわかる東洋の美術』(東京美術)、『興福寺―美術史研究のあゆみ―』(里文堂)、監修『わかいい、キレイ、かっこいい、楽しい仏像のみかた』(日本文芸社)など。
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