講座詳細情報
申し込み締切日:2015-12-31 / 文学 / 学内講座コード:140105
徒然草を読み直す 季節の中で
- 開催日
- 1月 7日(木)~ 3月 3日(木)
- 講座回数
- 8回
- 時間
- 10:40~12:10
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 8,000円
- 受講料
- 19,025円
- 定員
- 32
- その他
- ビジター価格 21,876円
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【目標】
『徒然草』について特定のテーマを設け、それに添って読みながら、作品全体に通底するものを味わう。今回は、季節の移ろいの中でふと感じられる無常の思いを扱った文章を読み、兼好の世界をしのぶ。
【講義概要】
兼好は四季折々の風情を感じつつ、来しかた行く末に思いをいたし、無常感に誘われる事が多かったようである。『徒然草』の各章段がいつごろ書かれたか、彼の遁世後かそれ以前か、必ずしもはっきりしないが、いずれにせよ、彼が独自の知性と感性でどう自然に向き合って、いかなる表現が生まれたかは興味深い課題であろう。全章段のなかから比較的早く登場する文章、具体的には11、19、20、21、26の各段によって、それについて考えたい。1)ある神無月の思い出(11段)、2)春のけしき(19段)、3)夏の風情(同)、4)秋のあわれ(同)、5)冬から新春へ(同)、6)空の名残(20段)、7)月・風・水など(21段)、8)心の花(26段)
『徒然草』について特定のテーマを設け、それに添って読みながら、作品全体に通底するものを味わう。今回は、季節の移ろいの中でふと感じられる無常の思いを扱った文章を読み、兼好の世界をしのぶ。
【講義概要】
兼好は四季折々の風情を感じつつ、来しかた行く末に思いをいたし、無常感に誘われる事が多かったようである。『徒然草』の各章段がいつごろ書かれたか、彼の遁世後かそれ以前か、必ずしもはっきりしないが、いずれにせよ、彼が独自の知性と感性でどう自然に向き合って、いかなる表現が生まれたかは興味深い課題であろう。全章段のなかから比較的早く登場する文章、具体的には11、19、20、21、26の各段によって、それについて考えたい。1)ある神無月の思い出(11段)、2)春のけしき(19段)、3)夏の風情(同)、4)秋のあわれ(同)、5)冬から新春へ(同)、6)空の名残(20段)、7)月・風・水など(21段)、8)心の花(26段)
備考
【テキスト・参考図書】
テキスト
『徒然草(一)全訳注』(講談社学術文庫)(1,050円)(ISBN:978-4061584280)
テキスト
『徒然草(一)全訳注』(講談社学術文庫)(1,050円)(ISBN:978-4061584280)
講師陣
名前 | 三木 紀人 |
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肩書き | お茶の水大学名誉教授、城西国際大学客員教授 |
プロフィール | 東京大学文学部、同大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。静岡女子大、成蹊大、お茶の水女子大などを経て城西国際大学教授。お茶の水女子大名誉教授。中世文学会、説話文学会など会員。日本中世文学専攻。NHKの古典關係番組に多く出演した。近著に『鴨長明(日本人のこころと言葉)』(創元社)などがある。 |