講座詳細情報
申し込み締切日:2015-09-25 / 文学:心理:その他教養 / 学内講座コード:130508
「夢」からみる日本の文化とこころ
- 開催日
- 10月 2日(金)~12月11日(金)
- 講座回数
- 10回
- 時間
- 14:45~16:15
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 8,000円
- 受講料
- 23,652円
- 定員
- 30
- その他
- ビジター価格 27,216円
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【目標】
本講義の目標は、次の通りである。1.日本の文化について理解を深めるために、「夢」という新たな視座を獲得する。2.日本の古典文学を宗教学の観点から読み解く。3.逃避でなく、夢というもう一つ別の「現実」に触れる。
【講義概要】
文化やこころの歴史について考えるさい、「夢」は重要な視座の一つとなる。そこで本講では、夢信仰ないし夢見文化という概念を介して、日本の文化、そしてこころの歴史の一端を紐解いてみたい。具体的には、人類学・宗教学のシャーマニズム論を用いて、日本の夢観、すなわち夢が如何にして生ずると考えられてきたかを論ずる。また夢の解釈法や夢見の霊場、そして死への眼差しなども取り上げる。その際、資料として『古事記』『日本書紀』を初め、『蜻蛉日記』『更級日記』そして『源氏物語』などの古典文学にも触れる。ただし講義のベースは国文学ではなく宗教学であり、資料は現代語訳をもちいる。
【各回の講義予定】
第1回 2015/10/ 2(金) 日本の昔話と夢
第2回 2015/10/ 9(金) 『古事記』『日本書紀』と夢
第3回 2015/10/16(金) 夢見の霊地めぐり
第4回 2015/10/23(金) 太子信仰
第5回 2015/10/30(金) 夢は合わせがら(夢は解釈次第)
第6回 2015/11/13(金) 古代人の死への眼差し
第7回 2015/11/20(金) 『蜻蛉日記』における夢
第8回 2015/11/27(金) 『更級日記』で語られる夢
第9回 2015/12/ 4(金) 『源氏物語』において夢に託された役割
第10回 2015/12/11(金) 初夢の習俗
本講義の目標は、次の通りである。1.日本の文化について理解を深めるために、「夢」という新たな視座を獲得する。2.日本の古典文学を宗教学の観点から読み解く。3.逃避でなく、夢というもう一つ別の「現実」に触れる。
【講義概要】
文化やこころの歴史について考えるさい、「夢」は重要な視座の一つとなる。そこで本講では、夢信仰ないし夢見文化という概念を介して、日本の文化、そしてこころの歴史の一端を紐解いてみたい。具体的には、人類学・宗教学のシャーマニズム論を用いて、日本の夢観、すなわち夢が如何にして生ずると考えられてきたかを論ずる。また夢の解釈法や夢見の霊場、そして死への眼差しなども取り上げる。その際、資料として『古事記』『日本書紀』を初め、『蜻蛉日記』『更級日記』そして『源氏物語』などの古典文学にも触れる。ただし講義のベースは国文学ではなく宗教学であり、資料は現代語訳をもちいる。
【各回の講義予定】
第1回 2015/10/ 2(金) 日本の昔話と夢
第2回 2015/10/ 9(金) 『古事記』『日本書紀』と夢
第3回 2015/10/16(金) 夢見の霊地めぐり
第4回 2015/10/23(金) 太子信仰
第5回 2015/10/30(金) 夢は合わせがら(夢は解釈次第)
第6回 2015/11/13(金) 古代人の死への眼差し
第7回 2015/11/20(金) 『蜻蛉日記』における夢
第8回 2015/11/27(金) 『更級日記』で語られる夢
第9回 2015/12/ 4(金) 『源氏物語』において夢に託された役割
第10回 2015/12/11(金) 初夢の習俗
備考
【ご受講に際して】
◆主に依拠するのは、拙著『日本の夢信仰──宗教学から見た日本精神史──』玉川大学出版部、2002年であるが、すでに絶版となっている。事前に資料を読んでくる必要はない。
◆日本の文化に興味がある方の受講をお待ちしています。
◆主に依拠するのは、拙著『日本の夢信仰──宗教学から見た日本精神史──』玉川大学出版部、2002年であるが、すでに絶版となっている。事前に資料を読んでくる必要はない。
◆日本の文化に興味がある方の受講をお待ちしています。
講師陣
名前 | 河東 仁 |
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肩書き | 立教大学教授 |
プロフィール | 1954年東京生まれ。博士(文学)。専門分野は日本の文化思想史、宗教心理学、文化政策学。著書に、『日本の夢信仰──宗教学から見た日本精神史──』玉川大学出版部など。 |