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講座詳細情報

申し込み締切日:2015-07-17 / その他教養 / 学内講座コード:221404

世界の思想と宗教 中国・日本・ヨーロッパにおける「国家」の問題

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 八丁堀校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
7月24日(金)~ 9月 4日(金)
講座回数
6回
時間
13:00~14:30
講座区分
前期 
入学金
8,000円
受講料
14,397円
定員
30
その他
ビジター価格 16,536円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
世界の思想や宗教の諸問題をオムニバス形式で講義します。さまざまな思想的立場や宗教観を学ぶことは、自己の価値観を相対化し、世界を多角的に見ることにつながります。物事の見方、考え方を広げ、豊かで柔軟な知性を養うことを目的にした講座です。

【講義概要】
中国・日本・ヨーロッパにおける「国家」の問題を、思想や宗教の観点から取り上げます。伝統中国では、儒教・仏教・道教の三教が主要な宗教とされてきました。その中の儒教が所謂「国教」とされるまでの過程と、仏教の流伝から普及までの過程を取り上げて、国家や政治思想との関係を考察していきます。日本中世では、密教や仏神の習合思想を背景とした特異な国土観・王権論が数多く論じられていました。どのように国土はイメージされ、天皇は王としての権威・正統性を獲得するに至ったのか。中世の仏教・神道に関する解説を交えながら考えていきます。ヨーロッパの諸国家にとって、宗教権力といかなる関係を取り結ぶかということは大きな問題でした。国家と宗教の関係性の歴史的変遷を概観しつつ、そこから生み出された宗教的寛容の思想や政教分離の構想の意義を明らかにします。

【各回の講義予定】
第1回 2015/ 7/24(金) 中国における国家と宗教(1) ― 儒教の「国教」化の過程 ―
第2回 2015/ 7/31(金) 中国における国家と宗教(2) ― 仏教の流伝から普及について ―
第3回 2015/ 8/ 7(金) 日本における「国家」の問題(1) ― 中世における日本のかたち ―
第4回 2015/ 8/21(金) 日本における「国家」の問題(2) ― 中世の天皇と即位灌頂 ―
第5回 2015/ 8/28(金) ヨーロッパにおける国家と宗教(1) ― 政教一致から宗教改革へ ―
第6回 2015/ 9/ 4(金) ヨーロッパにおける国家と宗教(2) ― 宗教的寛容から政教分離へ ―

備考

【ご受講に際して】
◆本講座は2011年度夏講座「世界の思想と宗教」と一部内容が重複します。

講師陣

名前 河合 孝昭
肩書き 東京電機大学講師
プロフィール 早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程(哲学専攻)満期退学。2000年にパリ第10大学にてDEA(Dipl?me d’ Etude Approfondie)を取得。現在、東京電機大学ほかで非常勤講師。専門は西洋近・現代哲学。共著に『仏蘭西の思想と倫理』(行路社)、翻訳にヘント・デ・ヴリース『暴力と証し』(月曜社)など。
名前 鈴木 英之
肩書き 早稲田大学日本宗教文化研究所招聘研究員
プロフィール 早稲田大学文学学術院博士後期課程(東洋哲学専攻)単位取得退学。2010年に早稲田大学において博士(文学)の学位を取得。専門は、日本思想史。著書に『中世学僧と神道―了誉聖冏の学問と思想』(勉誠出版、2012年)がある。
名前 渋谷 由紀
肩書き 國學院大學講師
プロフィール 早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程(東洋哲学専攻)単位取得退学。専門は古代中国の哲学。現在、國學院大學ほかで非常勤講師。論文に「『荀子』の「心」の再検討―「心」は如何にして「道」を知るか―」(『國學院雑誌』第111巻第11号、2010年)、「『荀子』の性説における「疾惡」と「殘賊」」(『東京電機大学総合文化研究』第12号、2014年)など。
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