講座詳細情報
申し込み締切日:2015-06-30 / 文学:日本史 / 学内講座コード:221114
江戸の出版物で読む
- 開催日
- 7月 7日(火)~ 9月 1日(火)
- 講座回数
- 8回
- 時間
- 13:00~14:30
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- 8,000円
- 受講料
- 19,848円
- 定員
- 30
- その他
- ビジター価格 22,699円
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【目標】
冬講座で読んだ「なまず絵」のなかに「地震・雷・火事・親父」という、団塊の世代の講師にとっては懐かしい言葉がありました。100万都市の江戸の町では「雷・火事・親父」が名物となっていたのです。でも「地震」は、150年以上前の元禄16年(1703)以来のことという稀な出来事です。江戸の人々が「安政の大地震」をどのように受け止めたのか、当時の出版物から考えてみましょう。
【講義概要】
安政2年(1855)10月2日の夜、首都機能を持った江戸の町を直下型の大地震が襲いました。翌年3月に出版され、すぐに発売禁止になったとされる、貴重な地震の記録をテキストといたします。史料名は『安政風聞集』といいます。この版本には、幸いにも、文章に挿絵が多数添えられており、三次元のイメージをいだくことが可能です。第1回~第3回は江戸の出版物「かわら版」の記事を読みながら大地震の全体的な被害状況を学び、第4回~第8回でテキストを読むことにいたします。
【各回の講義予定】
第1回 2015/ 7/ 7(火) はじめに ― 「かわら版」に見る安政2年10月2日条の地震記事
第2回 2015/ 7/14(火) 「かわら版」に記載された大地震の被害状況(1)
第3回 2015/ 7/21(火) 「かわら版」に記載された大地震の被害状況(2)
第4回 2015/ 7/28(火) 『安政風聞集』を読む
― (その1)御城の見附などの被害状況
第5回 2015/ 8/ 4(火) 『安政風聞集』を読む
― (その2)亀戸天神社内の鳥居の図など
第6回 2015/ 8/18(火) 『安政風聞集』を読む
― (その3)馬場先御門警固の大名家武士の報告書など
第7回 2015/ 8/25(火) 『安政風聞集』を読む
― (その4)文政12年以来のことなど
第8回 2015/ 9/ 1(火) 『安政風聞集』を読む ― (その5)地震計のことなど
冬講座で読んだ「なまず絵」のなかに「地震・雷・火事・親父」という、団塊の世代の講師にとっては懐かしい言葉がありました。100万都市の江戸の町では「雷・火事・親父」が名物となっていたのです。でも「地震」は、150年以上前の元禄16年(1703)以来のことという稀な出来事です。江戸の人々が「安政の大地震」をどのように受け止めたのか、当時の出版物から考えてみましょう。
【講義概要】
安政2年(1855)10月2日の夜、首都機能を持った江戸の町を直下型の大地震が襲いました。翌年3月に出版され、すぐに発売禁止になったとされる、貴重な地震の記録をテキストといたします。史料名は『安政風聞集』といいます。この版本には、幸いにも、文章に挿絵が多数添えられており、三次元のイメージをいだくことが可能です。第1回~第3回は江戸の出版物「かわら版」の記事を読みながら大地震の全体的な被害状況を学び、第4回~第8回でテキストを読むことにいたします。
【各回の講義予定】
第1回 2015/ 7/ 7(火) はじめに ― 「かわら版」に見る安政2年10月2日条の地震記事
第2回 2015/ 7/14(火) 「かわら版」に記載された大地震の被害状況(1)
第3回 2015/ 7/21(火) 「かわら版」に記載された大地震の被害状況(2)
第4回 2015/ 7/28(火) 『安政風聞集』を読む
― (その1)御城の見附などの被害状況
第5回 2015/ 8/ 4(火) 『安政風聞集』を読む
― (その2)亀戸天神社内の鳥居の図など
第6回 2015/ 8/18(火) 『安政風聞集』を読む
― (その3)馬場先御門警固の大名家武士の報告書など
第7回 2015/ 8/25(火) 『安政風聞集』を読む
― (その4)文政12年以来のことなど
第8回 2015/ 9/ 1(火) 『安政風聞集』を読む ― (その5)地震計のことなど
講師陣
名前 | 菅野 俊輔 |
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肩書き | 江戸文化研究家 |
プロフィール | カルチャーセンターの古文書講師のほか、講演、テレビ・ラジオ出演、時代考証、著述など幅広く活動中。著書『江戸っ子が惚れた忠臣蔵』(小学館)、『図説 世界を驚かせた頭のいい江戸のエコ生活』(青春出版社)、『書いておぼえる江戸のくずし字いろは入門』(柏書房)等。 |