講座詳細情報
申し込み締切日:2015-04-03 / 世界史:その他教養 / 学内講座コード:100309
「ヨーロッパ」とは何か・近現代ヨーロッパを考える 古代から現代までの「ヨーロッパ」文明・文化論とヨーロッパ「近代化論」
- 開催日
- 4月10日(金)~ 6月19日(金)
- 講座回数
- 20回
- 時間
- 13:00~14:30
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- 8,000円
- 受講料
- 45,144円
- 定員
- 40
- その他
- ビジター価格 54,432円
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【目標】
現代のヨーロッパ、とくにEU(ヨーロッパ連合)の危機を踏まえながら、「ヨーロッパ」が歴史的・文化的に統合・分化されてきた過程を、「ヨーロッパ理念」の問題を中心に、古代から現代までのヨーロッパ文明・文化論として幅広く検討してゆきます。さらにヨーロッパの「近代社会の成立」に焦点をあて、「ヨーロッパ」が他の世界に先駆けて発展した原因や条件を考察します。
【講義概要】
EUは、ヨーロッパにあらたな超国家的・市民社会を形成しようとする試みですが、現在は経済的な危機に直面しています。このEUの発想の根源にある「ヨーロッパ理念」が生成・発展してゆく過程を、古代ギリシア・ローマ文化、中世キリスト教、ルネサンス・宗教改革、近世主権国家、近代国民国家、植民地・帝国主義、現代世界、ポスト・モダン社会との関わりで幅広く論じてゆきます。後半では、ヨーロッパが他の世界に先駆けて近代社会を形成した意義を、「近代化」という観点から捉え、時代概念、ルネサンスと宗教改革、資本主義、エートス論、世界システム論、合理主義精神、反近代化論などの具体的な問題を考察します。
【各回の講義予定】
第1回 2015/ 4/10(金) 「ヨーロッパとは何か」 ヨーロッパ論、EU(ヨーロッパ連合)の歩み
第2回 2015/ 4/17(金) 「ヨーロッパ」を考える、「近代」とは何か ヨーロッパの「近代化」の問題を考える
第3回 2015/ 4/24(金) 「ヨーロッパ」の起源とギリシア・ローマの世界1 ギリシア神話とエウロペ伝説、ヘロドトス
第4回 2015/ 5/ 1(金) 「ヨーロッパ」の起源とギリシア・ローマの世界2 アリストテレス、ヘレニズム、ローマ時代
第5回 2015/ 5/15(金) 聖書・キリスト教の「ヨーロッパ」 聖書世界と「ヨーロッパ」、TO世界図 カール大帝の戴冠
第6回 2015/ 5/22(金) 中世キリスト教世界の「ヨーロッパ」カトリック、12世紀ルネサンス、「中世の秋」
第7回 2015/ 5/29(金) ルネサンスの「ヨーロッパ」ヨーロッパの勃興、ヨーロッパの分裂
第8回 2015/ 6/ 5(金) 宗教改革の「ヨーロッパ」1 ルターの宗教改革と理念
第9回 2015/ 6/12(金) 宗教改革の「ヨーロッパ」2 カルヴァンの宗教改革、宗教改革の社会文化史
第10回 2015/ 6/19(金) 近世ヨーロッパの平和・統合思想1 主権国家論、勢力均衡、ウェストファリア・システム
第11回 2015/10/ 2(金) 近世ヨーロッパの平和・統合思想2 ヨーロッパの平和思想、ルソー、カント
第12回 2015/10/ 9(金) 近代ヨーロッパの国民・文明・文化統合の動き 国民国家論、文明、文化
第13回 2015/10/16(金) 20世紀「EU・ヨーロッパ連合」への歩み 第一次世界大戦、カレルギー伯 第二次世界大戦、ヨーロッパ共同体
第14回 2015/10/23(金) 「ヨーロッパ」と「近代」という時代概念 時代区分と「中世」「近代」概念
第15回 2015/10/30(金) ルネサンスと宗教改革による近代化 トレルチ論「ルネサンスと宗教改革」、フランス・ルネサンスの肖像
第16回 2015/11/13(金) ウェーバー理論と近代資本主義の形成 ウェーバーのエートス論、ウェーバー理論の「近代化」
第17回 2015/11/20(金) マルクス理論と近代化 マルクスの唯物史観と社会経済史、マルクス理論の「近代化
第18回 2015/11/27(金) 世界システム論と「近代化」 従属理論、ウォ-ラーステインの世界システム論
第19回 2015/12/ 4(金) ヨーロッパ近代合理主義の形成 デカルト、カント、ヘーゲル
第20回 2015/12/11(金) 「反近代化論」と「政治的公共性」 フランクフルト学派、ハーバーマス、ポスト・モダン社会
現代のヨーロッパ、とくにEU(ヨーロッパ連合)の危機を踏まえながら、「ヨーロッパ」が歴史的・文化的に統合・分化されてきた過程を、「ヨーロッパ理念」の問題を中心に、古代から現代までのヨーロッパ文明・文化論として幅広く検討してゆきます。さらにヨーロッパの「近代社会の成立」に焦点をあて、「ヨーロッパ」が他の世界に先駆けて発展した原因や条件を考察します。
【講義概要】
EUは、ヨーロッパにあらたな超国家的・市民社会を形成しようとする試みですが、現在は経済的な危機に直面しています。このEUの発想の根源にある「ヨーロッパ理念」が生成・発展してゆく過程を、古代ギリシア・ローマ文化、中世キリスト教、ルネサンス・宗教改革、近世主権国家、近代国民国家、植民地・帝国主義、現代世界、ポスト・モダン社会との関わりで幅広く論じてゆきます。後半では、ヨーロッパが他の世界に先駆けて近代社会を形成した意義を、「近代化」という観点から捉え、時代概念、ルネサンスと宗教改革、資本主義、エートス論、世界システム論、合理主義精神、反近代化論などの具体的な問題を考察します。
【各回の講義予定】
第1回 2015/ 4/10(金) 「ヨーロッパとは何か」 ヨーロッパ論、EU(ヨーロッパ連合)の歩み
第2回 2015/ 4/17(金) 「ヨーロッパ」を考える、「近代」とは何か ヨーロッパの「近代化」の問題を考える
第3回 2015/ 4/24(金) 「ヨーロッパ」の起源とギリシア・ローマの世界1 ギリシア神話とエウロペ伝説、ヘロドトス
第4回 2015/ 5/ 1(金) 「ヨーロッパ」の起源とギリシア・ローマの世界2 アリストテレス、ヘレニズム、ローマ時代
第5回 2015/ 5/15(金) 聖書・キリスト教の「ヨーロッパ」 聖書世界と「ヨーロッパ」、TO世界図 カール大帝の戴冠
第6回 2015/ 5/22(金) 中世キリスト教世界の「ヨーロッパ」カトリック、12世紀ルネサンス、「中世の秋」
第7回 2015/ 5/29(金) ルネサンスの「ヨーロッパ」ヨーロッパの勃興、ヨーロッパの分裂
第8回 2015/ 6/ 5(金) 宗教改革の「ヨーロッパ」1 ルターの宗教改革と理念
第9回 2015/ 6/12(金) 宗教改革の「ヨーロッパ」2 カルヴァンの宗教改革、宗教改革の社会文化史
第10回 2015/ 6/19(金) 近世ヨーロッパの平和・統合思想1 主権国家論、勢力均衡、ウェストファリア・システム
第11回 2015/10/ 2(金) 近世ヨーロッパの平和・統合思想2 ヨーロッパの平和思想、ルソー、カント
第12回 2015/10/ 9(金) 近代ヨーロッパの国民・文明・文化統合の動き 国民国家論、文明、文化
第13回 2015/10/16(金) 20世紀「EU・ヨーロッパ連合」への歩み 第一次世界大戦、カレルギー伯 第二次世界大戦、ヨーロッパ共同体
第14回 2015/10/23(金) 「ヨーロッパ」と「近代」という時代概念 時代区分と「中世」「近代」概念
第15回 2015/10/30(金) ルネサンスと宗教改革による近代化 トレルチ論「ルネサンスと宗教改革」、フランス・ルネサンスの肖像
第16回 2015/11/13(金) ウェーバー理論と近代資本主義の形成 ウェーバーのエートス論、ウェーバー理論の「近代化」
第17回 2015/11/20(金) マルクス理論と近代化 マルクスの唯物史観と社会経済史、マルクス理論の「近代化
第18回 2015/11/27(金) 世界システム論と「近代化」 従属理論、ウォ-ラーステインの世界システム論
第19回 2015/12/ 4(金) ヨーロッパ近代合理主義の形成 デカルト、カント、ヘーゲル
第20回 2015/12/11(金) 「反近代化論」と「政治的公共性」 フランクフルト学派、ハーバーマス、ポスト・モダン社会
備考
【ご受講に際して】
◆講義概要は、2014年度とほぼ同じです。
【テキスト・参考図書】
参考図書
『EU・欧州統合研究』(成文堂)(3,000円)(ISBN:978-4-7923-3262-4)
『ヨーロッパ・「共生」の政治文化史』(成文堂)(6,000円)(ISBN:978-4-7923-7096-1)
◆講義概要は、2014年度とほぼ同じです。
【テキスト・参考図書】
参考図書
『EU・欧州統合研究』(成文堂)(3,000円)(ISBN:978-4-7923-3262-4)
『ヨーロッパ・「共生」の政治文化史』(成文堂)(6,000円)(ISBN:978-4-7923-7096-1)
講師陣
名前 | 森原 隆 |
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肩書き | 早稲田大学教授 |
プロフィール | 1953年大阪生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、京都大学大学院文学研究科修士課程、博士課程単位取得満期退学。専門分野は、近世・近代フランス史。社会史・社会文化史研究。著書『ヨーロッパ・エリート支配と政治文化』(成文堂)、『ヨーロッパ・「共生」の政治文化史』(成文堂)など。 |