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講座詳細情報

申し込み締切日:2015-04-03 / 文学:日本史 / 学内講座コード:100214

『信長公記』を読む 入門編

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
4月10日(金)~ 6月19日(金)
講座回数
20回
時間
10:40~12:10
講座区分
前期 
入学金
8,000円
受講料
45,144円
定員
30
その他
ビジター価格 54,432円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
織田信長には、歴史小説や大河ドラマなどで作り上げられたステレオタイプのイメージがあります。目標の第1はそのイメージをぬぐい去ることです。そのうえで、目標の第2は戦国時代の史料解読に親しみ、それをもとに等身大の織田信長像を描くことです。その信長像は、受講生一人一人違ったものになるでしょう。

【講義概要】
織田信長の家臣であった太田牛一の「信長公記」をテキストに、室町幕府の崩壊から天下統一の過程を再考します。中世から近世への扉を開けた人物として、織田信長は歴史上、最も人気があります。江戸時代から多くの物語の主人公となり、現代では歴史小説や大河ドラマなどでもよくとりあげられていますが、そこから生まれた織田信長のイメージは、歴史的事実にもとづくものとフィクションとが混在しています。本講座では、「信長公記」の他にも良質な史料を利用しつつ、みなさんと一緒に織田信長の実像に迫ってみたいと思います。今年度は「信長公記」巻15(天正10年)の武田攻めの終わりから、クライマックスの本能寺の変、信長の最期までを読みます。特に本能寺の変について、諸説をじっくり検討したいと思います。それと同時に、信長の到達点をみなさんと考えていきたいと思います。

【各回の講義予定】
第1回 2015/ 4/10(金) 信長公記と太田牛一
第2回 2015/ 4/17(金) 巻15(武田氏滅亡とその意義)
第3回 2015/ 4/24(金) 巻15(信長の富士山見物)
第4回 2015/ 5/ 1(金) 巻15(太政大臣か関白か将軍か)
第5回 2015/ 5/15(金) 巻15(徳川家康の接待)
第6回 2015/ 5/22(金) 巻15(明智光秀の愛宕山参籠)
第7回 2015/ 5/29(金) 巻15(本能寺の変1・敵は本能寺にあり)
第8回 2015/ 6/ 5(金) 巻15(本能寺の変2・織田信忠と二条御所)
第9回 2015/ 6/12(金) 巻15(本能寺の変3・徳川家康の伊賀越え)
第10回 2015/ 6/19(金) 前期まとめ
第11回 2015/10/ 2(金) 本能寺の変の研究状況
第12回 2015/10/ 9(金) 四国政策転換説の検討
第13回 2015/10/16(金) 天下取り野望説の検討
第14回 2015/10/23(金) 怨恨説の検討
第15回 2015/10/30(金) 面目喪失説の検討
第16回 2015/11/13(金) 黒幕説の検討1・朝廷
第17回 2015/11/20(金) 黒幕説の検討2・足利義昭
第18回 2015/11/27(金) 黒幕説の検討3・羽柴秀吉
第19回 2015/12/ 4(金) 織田政権と東アジア
第20回 2015/12/11(金) まとめ

備考

【ご受講に際して】
◆テキストは、前年度に引き続き、奥野高広・岩澤愿彦『信長公記』 (角川文庫)を使用しますが、絶版品切れなのでコピーを配付します。
◆授業で配付したプリントは、毎回ご持参下さい。

【テキスト・参考図書】
参考図書
『歴史と古典・信長公記を読む』(吉川弘文館)(2,800円)(ISBN:978-4-642-07158-1)初版 堀新著
『日本中世の歴史7・天下統一から鎖国へ』(吉川弘文館)(2,600円)(ISBN:978-4-642-06407-1)第2刷 堀新著

講師陣

名前 堀 新
肩書き 共立女子大学教授
プロフィール 1961年岡山県生まれ。早稲田大学第一文学部卒、同大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。博士(文学・早稲田大学)。専門分野は日本中世・近世史。著書に、『織豊期王権論』(校倉書房)、『統一政権から鎖国へ』(吉川弘文館)、『信長公記を読む』(吉川弘文館)などがある。
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