講座詳細情報
申し込み締切日:2015-04-04 / 文学 / 学内講座コード:100146
現代イギリスの女性作家を読む アイリス・マードック
- 開催日
- 4月11日(土)~ 6月20日(土)
- 講座回数
- 20回
- 時間
- 14:45~16:15
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- 8,000円
- 受講料
- 45,144円
- 定員
- 30
- その他
- ビジター価格 54,432円
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【目標】
現代作家の新鮮な文体や表現の技法に親しんで、イギリス文学の魅力を再発見していただけたら、と思います。
【講義概要】
かつて学生時代に原書講読の授業で、言葉が生み出す精緻な世界に引きこまれ、しばしば日常とは全く異質の濃密な時を過ごしました。それは効用や目的意識から解放された、まさに読むことの喜びそのものの経験でした。慌ただしい生活の中でいつの間にか見失ってしまった、あのかけがえのない静かな時間を、できればこの機会にとり戻し、皆様と共有したいというのが私の願望ですが、この講座をどのように活用してくださるか、それは言うまでもなく、全く皆様の自由です。アイリス・マードックを選んだのは、人生を見つめるまなざしの深さと、多彩な物語性に惹かれてのことです。進度は毎回、原書5頁程度。輪読の形式で。テキストは前年度からの継続で、Nuns and SoldiersのP.397 L.21から最後まで。作品の主要なテーマは愛の二面性(アガペーとエロス)。タイトルのsoldiersは人生の、あるいは愛の戦士を意味しているようです。初めて受講される方のために、初回に前年度までのストーリーと作者について解説する予定です。
現代作家の新鮮な文体や表現の技法に親しんで、イギリス文学の魅力を再発見していただけたら、と思います。
【講義概要】
かつて学生時代に原書講読の授業で、言葉が生み出す精緻な世界に引きこまれ、しばしば日常とは全く異質の濃密な時を過ごしました。それは効用や目的意識から解放された、まさに読むことの喜びそのものの経験でした。慌ただしい生活の中でいつの間にか見失ってしまった、あのかけがえのない静かな時間を、できればこの機会にとり戻し、皆様と共有したいというのが私の願望ですが、この講座をどのように活用してくださるか、それは言うまでもなく、全く皆様の自由です。アイリス・マードックを選んだのは、人生を見つめるまなざしの深さと、多彩な物語性に惹かれてのことです。進度は毎回、原書5頁程度。輪読の形式で。テキストは前年度からの継続で、Nuns and SoldiersのP.397 L.21から最後まで。作品の主要なテーマは愛の二面性(アガペーとエロス)。タイトルのsoldiersは人生の、あるいは愛の戦士を意味しているようです。初めて受講される方のために、初回に前年度までのストーリーと作者について解説する予定です。
備考
【テキスト・参考図書】
テキスト
『Nuns and Soldiers』(Vintage Classics)P.397 L.21~※Vintage Classics版を各自購入してください(1,500円程度)。
テキスト
『Nuns and Soldiers』(Vintage Classics)P.397 L.21~※Vintage Classics版を各自購入してください(1,500円程度)。
講師陣
名前 | 栗原 行雄 |
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肩書き | 翻訳家、早稲田大学元教授 |
プロフィール | 茨城県出身。早稲田大学大学院卒業。翻訳家、早稲田大学元教授。専門分野は英米文学。主な著訳書にアイリス・マードック『ユニコーン』(晶文社、訳著)、アイリス・マードック『砂の城』(集英社文庫、訳著)、アイリス・マードック『勇気さえあったなら』(集英社、訳著)、A・S・バイアット『抱擁』(新潮社、訳著)等がある。 |