検索:

トップ > 講座詳細


講座詳細情報

申し込み締切日:2014-10-02 / その他教養 / 学内講座コード:330506

赤ちゃん学を学ぶ 最新の研究から見た、赤ちゃんの世界

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
10月 9日(木)~11月13日(木)
講座回数
6回
時間
19:00~20:30
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
13,800円
定員
30
その他
ビジター価格 15,800円
補足
資料を請求する
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

関連講座

講座詳細

【目標】
赤ちゃんは世界をどう見ているのだろうか。その発達から、私たちの世界を見る見方の不思議を解説していく。視力や色の見え方・嗅覚の発達から始め、顔を見る能力の発達や社会的な能力の発達について概説する。さらにはこれらの発達を支える脳の発達についても解説する。生まれてから急速に発達する赤ちゃんの発達から、私たちの世界の見方とその個性についての理解が高まればと思う。

【講義概要】
その昔、生まれたばかりの新生児は眼が見えず、耳も聞こえないと信じられてきた。しかし様々な心理学実験から、胎児の時から音を聞き、生まれた直後の新生児でも目が見えることがわかっている。乳児の行動を利用した実験方法は1960年代にアメリカの心理学者ファンツによって開発されている。その結果乳児は、柄のあるパタン、同心円パタンや縞図形、そして顔図形を好んで見ることがわかったのである。新生児の驚くべき能力の一つに顔を見る能力があるが、その能力も発見された。
しかしながら、乳児は大人と全く同じように世界を見ているというわけではない。大人に至る、視覚や嗅覚の発達、社会的な能力の発達とその不思議、その背後にある脳の発達について解説する。

【各回の講義予定】
第1回 2014/10/ 9(木) 赤ちゃんの発達の基本を知る
第2回 2014/10/16(木) 色はいつから見えるのか、色の名前はいつからわかる?
第3回 2014/10/23(木) 発達の定型と非定型
第4回 2014/10/30(木) 赤ちゃんの顔をみる能力と脳の発達
第5回 2014/11/ 6(木) 社会の中の赤ちゃん
第6回 2014/11/13(木) 赤ちゃんから個性を知る

備考

【テキスト・参考図書】
参考図書
『赤ちゃんは世界をどう見ているのか』(平凡社新書)(760円)(ISBN:978-4582853230)
『赤ちゃんは顔をよむ』(角川ソフィア文庫)(590円)(ISBN:978-4044052164)

講師陣

名前 山口 真美
肩書き 中央大学教授
プロフィール お茶の水女子大学大学院人間文化研究科修了、博士(人間科学)。日本赤ちゃん学会事務局長・日本学術会議連携会員・日本基礎心理学会理事・日本顔学理事。著書に『視覚世界の謎に迫る』(講談社ブルーバックス)『センスのいい脳』(新潮新書)など多数。
名前 楊 嘉楽
肩書き 中央大学助教
プロフィール 中国生まれ。博士(心理学、中央大学)。専門分野は、知覚心理学・発達心理学。工学院大学で、学部生の感覚・知覚心理学授業の講師を担当。現在、乳児期の色知覚と質感知覚の発達を研究し、その成果が英語論文7本、および日本語論文1本として掲載。
名前 市川 寛子
肩書き 中央大学助教
プロフィール 2008年筑波大学大学院人間総合科学研究科博士一貫課程修了。博士(行動科学)。筑波大学人間総合科学研究科博士特別研究員を経て、現職。著書に、『乳幼児心理学』(分担執筆)、『脳とソシアル ノンバーバルコミュニケーションと脳―自己と他者をつなぐもの』(共著・分担執筆)などがある。
名前 小林 恵
肩書き 生理学研究所研究員
プロフィール 日本学術振興会特別研究員(生理学研究所)。2008年日本女子大学人間社会学部卒業後、2013年中央大学大学院文学研究科心理学専攻博士課程修了。同年4月より現職。博士(心理学、中央大学)。専門分野は、発達心理学。
名前 作田 由衣子
肩書き 中央大学研究員
プロフィール 山形生まれ。東北大学文学部卒業後、同大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学、東北大学)。早稲田大学人間科学学術院で助教として勤務後、現在は中央大学で主に赤ちゃんの視覚や嗅覚の研究に従事。著書に『事例による認知科学の研究法入門:Rコマンダーの活用法と論文の書き方』(東京大学出版会)などがある。
資料を請求する

関連講座

質問する

↑ページの先頭へ

© MARUZEN-YUSHODO Co., Ltd. All Rights Reserved.