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講座詳細情報

申し込み締切日:2014-09-24 / 文学 / 学内講座コード:330103

『古今集』 ― 四季の美のかたちを読む ―

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
10月 1日(水)~12月 3日(水)
講座回数
10回
時間
13:00~14:30
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
23,000円
定員
30
その他
ビジター価格 26,400円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
『古今集』が作り上げた表現美の世界は、後々の日本の文化に多大な影響を与えました。歌を丁寧に読み解くことで、古今集的表現の方法あるいは美意識の特性を、多方面から捉えていくことを目指します。

【講義概要】
『源氏物語』に先立つこと約100年、最初の勅撰歌集として編まれた『古今集』20巻の中から、今回は「春歌上」巻~「冬歌」巻の季節詠を取り上げます。一首一首の意味を読み解き、美的なイメージ喚起のための言葉の工夫について考えるとともに、配列された歌々が織りなす風景の連続性・特性について見ていきます。自然の中の景物とそれを見る人の「こころ」の結びつきは、典型的な美の形として様式化され受け継がれていきます。このような、言わば人工的な自然美感はどのような土壌から生じてきたのかを考え、さらに『源氏物語』など他の作品への波及についても触れたいと思います。

【各回の講義予定】
第1回 2014/10/ 1(水) 古今的表現とは
第2回 2014/10/ 8(水) 古今的表現成立の背景
第3回 2014/10/15(水) 古今集の構造と四季
第4回 2014/10/22(水) 心と物の対応表現
第5回 2014/10/29(水) 季節の到来~二元的な四季観
第6回 2014/11/ 5(水) 季節の推移と季の景物
第7回 2014/11/12(水) 配列による季節美観の形成
第8回 2014/11/19(水) 循環する時間と直進する時間
第9回 2014/11/26(水) 歌合・屏風歌 と古今集
第10回 2014/12/ 3(水) 古今的表現の展開

備考

【テキスト・参考図書】
テキスト
『新版 古今和歌集 現代語訳付き』(角川ソフィア文庫)(1,124円)(ISBN:978-4044001056)

講師陣

名前 久保木 寿子
肩書き 白梅学園大学教授
プロフィール 1945年生まれ。東北大学卒業。早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。専門分野は、平安時代の和歌。著書に、『古今集古注釈集成 耕雲聞書』(笠間書院)、『実存を見つめる 和泉式部』(新典社)、『王朝和歌を学ぶ人のために』(共著、世界思想社)など。
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