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講座詳細情報

申し込み締切日:2014-07-02 / 心理:政治:その他教養 / 学内講座コード:120704

ウクライナ危機 「協定による民主化」の栄光と悲惨

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
7月 9日(水)~ 7月30日(水)
講座回数
4回
時間
10:30~12:30
講座区分
通年 
入学金
8,000円
受講料
14,000円
定員
30
その他
ビジター価格 16,100円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
2014年2~3月にウクライナで突然政変が起き、ロシアが同国のクリミアに侵入して併合してしまった。以来、国際政治は大きく緊張し、もはやポスト冷戦の枠組では捉えられなくなったといわれる。いったいウクライナに何が、なぜ起きたのか、それは国際政治にどのような衝撃を与えたのか。こういうことを考えてみたい。

【講義概要】
「協定による民主化」という概念が比較政治学に持ちこまれたのは1980-90年代だった。民主化にはいろいろな道があるが、「協定による民主化」が一番成功しやすいといわれた。東ヨーロッパでその最初の例を示したのはポーランドである。2004 年のいわゆるオレンジ革命はウクライナもその道を歩んでいることを示しているように思われた。今回の変動も実は同じパターンに則っていた。しかし、オレンジ革命はけっきょく民主化をもたらさなかったし、今回の変動も街頭勢力によるクーデタという結果に終わった。しかも国際緊張の大きな激化を伴っている。はたしてウクライナ危機はどこに導くのだろうか。「協定による民主化」のどこに問題があったのだろうか。東欧地域研究の幅広い知見に基づいて、民主化の比較政治学の隘路を切り開く。

【各回の講義予定】
第1回 2014/ 7/ 9(水) 「協定による民主化」とは、
「連帯」革命とオレンジ革命
第2回 2014/ 7/16(水) ウクライナという国、
オレンジ革命後のウクライナの政治
第3回 2014/ 7/23(水) ヤヌコヴィチ大統領の冒険、
マイダン(独立広場)の革命
第4回 2014/ 7/30(水) ロシアによるクリミア併合の衝撃、
国際政治と国際政治の危ないバランス

備考

【ご受講に際して】
◆とくに東欧やウクライナに関する知識は必要でありません。1970年代から世界中で起きている体制変動、いわゆる民主化現象に少しでも関心をもっておれば十分です。最近では「アラブの春」がありました。将来は中国や北朝鮮の民主化もあるかも知れません。そうしたことを念頭において、昨年暮から今年にかけて起きたウクライナの事態を考えたいと思います。

講師陣

名前 伊東 孝之
肩書き 早稲田大学名誉教授
プロフィール 1941年三重県三重郡八郷村生まれ。東大教養学部教養学科国際関係論分科卒業後、同大学院社会科学研究科博士課程満期退学。ベルリン自由大学などに留学。北大スラブ研究センター、早大政経学部で教鞭を執る。比較政治学が専門。著書に『ポーランド現代史』など。
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