大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
近年、日本でもアフリカに対する関心が高まっているが、それでも伝えられる情報は多くない。本講義では、いくつかの国に焦点を絞ることで、それらからアフリカ全体、ひいては国際社会の状況を浮き彫りにすることを目指す。

【講義概要】
今年度は、近年のアフリカでもとりわけ注目を集める三つの地域、国を取り上げる。それぞれの現状と背景を紐解くなかで、各国の状況からアフリカや国際社会を逆照射する。第1回は、「アラブの春」後の北アフリカ諸国を取り上げる。大規模な政治変動の後、各国が直面する状況とは。第2回は、2011年に独立し、2013年末に内戦に突入した南スーダンを取り上げる。「最も若い国」で、何が起こっているのか。第3回は、南アフリカを取り上げる。地域最大の大国は、どこに向かうのか。

【各回の講義予定】
第1回 2014/ 7/15(火) 「アラブの春」後の北アフリカ諸国における変動と混迷
第2回 2014/ 7/22(火) 「最も若い国」南スーダンを取り巻く情勢
第3回 2014/ 7/29(火) マンデラ後の南アフリカの行方

【ご受講に際して】
◆2013年度の「現代アフリカ入門」と重なる内容もありますが、
講義には最新の情報も取り入れられます。

名前	六辻 彰二
肩書き	日本大学人文科学研究所 研究員
プロフィール	1972年生まれ。博士(国際関係)。専門は国際関係論、アフリカ研究、比較政治学など。横浜市立大学、明治学院大学、拓殖大学などで教鞭をとる。著書に『世界の独裁者-現代最凶の20人』(幻冬舎)、『対立からわかる!最新世界情勢』(成美堂)、『21世紀の中東・アフリカ世界』(芦書房)など。Yahoo! ニュース個人、BLOGOSオーサー。