大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
『韓非子』を読んだ秦王政(のちの始皇帝)は、「この本の著者に会えたら死んでもいい」と言いました。なにがそこまで心をとらえたのか。その先進性・深さを味わいます。

【講義概要】
韓非子は、弱小国韓の公子で自分の国の情けなさを嘆き、憤り、富国強兵の国の実現のための思想を確立しました。そのために最も重要なのが君主権の確立であり、そのために必要なのが法律主義。厳密な運用への要求は鉄則でした。とはいえ、人の心への洞察は、時としてユーモラスなあたたかさがあります。話のタネ本としての意味あいを持つ説林篇(ぜいりんへん)から入ってみたいと思います。

【各回の講義予定】
第1回 2014/ 4/11(金) 韓非子の伝記(史記韓列伝)(1)
第2回 2014/ 4/18(金) 韓非子の伝記(史記韓列伝)(2)
第3回 2014/ 4/25(金) 韓非子 税林篇を読む(1)
第4回 2014/ 5/ 9(金) 韓非子 税林篇を読む(2)
第5回 2014/ 5/16(金) 韓非子 税林篇を読む(3)
第6回 2014/ 5/23(金) 韓非子 税林篇を読む(4)
第7回 2014/ 5/30(金) 韓非子 税林篇を読む(5)
第8回 2014/ 6/ 6(金) 韓非子 税林篇を読む(6)
第9回 2014/ 6/13(金) 韓非子 税林篇を読む(7)
第10回 2014/ 6/20(金) まとめ

名前	渡辺 精一
肩書き	中国文学者
プロフィール	－