大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
平安朝の昔から親しまれた詩人、白楽天。わが国で最もよく読まれた詩人は白楽天でしょう。この講座では、その詩を一首ずつ時間をかけて味わい、鑑賞してゆきましょう。

【講義概要】
指定したテキストを用いて、白楽天の名作を順に読んでゆきます。はじめに白楽天の生涯を簡単に紹介してから詩を読んでゆくつもりです。詩が作られた事情や背景にも目を配り、詩をなるべく深く読んでゆきたいと思っています。必要に応じて、詩の形式についてもお話ししたいと思っています。テキストは江戸時代の本を影印したものを使いますが、さほど難しいものではありません。ゆっくりと慣れてゆきましょう。

【各回の講義予定】
第1回 2014/ 4/11(金) 「寄殷協律」(p148)、「將帰渭村先寄舎弟」(p149)
第2回 2014/ 4/18(金) 「送東都留守令狐尚書赴任」(p149)、「問江南物」(p150)
第3回 2014/ 4/25(金) 「過元家履信宅」(p150)、「酬皇甫賓客」(p151)
第4回 2014/ 5/ 9(金) 「睡覚」(p152)、「早春憶蘇州寄夢得」(p152)
第5回 2014/ 5/16(金) 「和楊尚書罷相後夏日遊永安水亭兼招本曹楊侍郎同行」(p153)、「和李中丞與李給事山居雪夜同宿小酌」(p154)
第6回 2014/ 5/23(金) 「春題湖上」(p154)、「重答劉和州」(p155)
第7回 2014/ 5/30(金) 「池上間吟二首」(p156)
第8回 2014/ 6/ 6(金) 「送王卿使君赴任蘇州因思花迎新使感旧遊寄題郡中木蘭西院一別」(p157)、「狂吟」(p191)
第9回 2014/ 6/13(金) {狂吟}(p191)(続き)、「三月二十八日贈周判官」(p229)、「秘省後庁」(p229)
第10回 2014/ 6/20(金) 第10回

「曲江有感」(p229)、「読鄂公伝」(P230)、「対酒五首」

【テキスト・参考図書】
テキスト
『白詩選』（研文社）（1，800円）（ISBN:4-9901683-0-5）P.148～

名前	田口 暢穗
肩書き	鶴見大学名誉教授
プロフィール	－