検索:

トップ > 講座詳細


講座詳細情報

申し込み締切日:2014-04-03 / 宗教・哲学 / 学内講座コード:100514

仏典の「さわり」を読む 論書の世界(インド・チベット編)

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
4月10日(木)~ 6月19日(木)
講座回数
全20回
時間
16:30~18:00
講座区分
前期 
入学金
8,000円
受講料
44,000円
定員
30
その他
受講料は後期分合わせての金額になります。分納の場合:23000円×2回払い
ビジター価格 52,900円
補足
資料を請求する
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

関連講座

講座詳細

【目標】
今年度は論書を読みます。論書とは、経典にもとづいて展開・創造された仏教の理論書です。早い話が仏教思想や仏教哲学をあつかう書物です。正直言って、難解です。そう簡単に理解できるものではありません。しかし、仏教では、経蔵や律蔵とともに、「三蔵」を構成する重要な領域であり、論書を無視して、仏教の全体像を把握することは絶対にできません。本講座では、難解で名高い論書の世界を、できるかぎり簡潔に、わかりやすく読み解いていきます。

【講義概要】
インド仏教とチベット仏教を代表する論書をとりあげます。全体の流れはインド仏教およびチベット仏教の歴史的な展開に沿うかたちになります。こうすることで、仏教が時代の変化につれてどのように変化してきたのかがよくわかるからです。まず大乗仏教の空の理論をきずきあげた龍樹の主著「中論」などを学び、ついでこの「中論」にたいして付された注釈書を中観派の月称と唯識派の清弁という立場の異なる二人から学びます。さらに無着や世親という唯識派の巨匠の哲学を読み解きます。後半は、あらゆる仏教関連の書物の中でも、後世にたいする影響力という点では最大級とされる「倶舎論」に手を延ばします。また後期密教の修行者たちの伝記を集めた「八十四人の成就者伝」という、ある意味でとてもおもしろい書物も読みます。つぎはチベット仏教の論書です。ダライラマの宗派を開いたツォンカパの著作を中心に、チベット仏教の真髄を探求します。この領域は日本ではこれまでほとんど触れられてきませんでしたが、いまや仏教といえばチベット仏教といわれるくらい、世界的に評価の高いチベット仏教を深く理解するためには欠かせない書物ばかりです。

講師陣

名前 正木 晃
肩書き 慶応義塾大学講師
プロフィール
資料を請求する

関連講座

質問する

↑ページの先頭へ

© MARUZEN-YUSHODO Co., Ltd. All Rights Reserved.