大学公開講座のセカンドアカデミー

＜目標＞
中国伝統医学には「以表知裏」という考え方があります。これは体表に現れている状態が、「裏」つまり内臓の状態を反映している、という考え方です。つまり、人体は内臓を中心にして、血脈と経絡などのネットワークを通して一つの統一体にまとめられています。人の体表の疾患は、経絡を経由して内臓の機能に影響し、逆に内臓の機能に失調があれば、その症状が体表にも現れるとされます。この五臓が、いったいどんな働きをし、体表とどのようなつながりを持つのを説明し、自分自身の身体の発信するいろいろな信号を読み取れるようにします。それは病気の予防に繋がります。


＜講義概要＞
活力ある健康長寿社会を創るには、一人ひとりが健康を保ち、健康に対する自己責任をもつことが重要です。自分の身体を愛し、病気にならないためには知識とスキルが必要です。中医学は疾病を治療する学問であると同時に、疾病予防と養生に関する智慧です。
講義では、中国伝統医学の基礎理論書である「黄帝内経」（こうていないけい）に基づいて、体の部位ごとにおける裏と表の繋がり、常見問題、不調について説明し、実践的な養生法（生活習慣、飲食、経絡）を紹介します。


＜各回の予定＞
第１回　頭部（附：睡眠）を学ぶ
第２回　五官を学ぶ
第３回　咽喉、頸椎、手、足を学ぶ
第４回　胸、腹（附：皮膚）を学ぶ

＜ご受講に際して（持物、注意事項）＞
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＜備考＞
資料配付


＜お問い合わせ＞
開講日まで１週間を切った講座は、お電話にてお問い合わせください。
　→　電話番号 ０３−３２０８−２２４８

講座申込みは開講日前日（前日が休業日のときは前開室日）１７時まで可能です。

名前	張　弘
肩書き	東京農工大学　特任准教授、　早稲田大学理工学術院客員主任研究員、内科医師（医学博士）
プロフィール	－