講座詳細情報
申し込み締切日:2013-09-25 / 文学:宗教・哲学:世界史 / 学内講座コード:003024
ギリシア神話への誘い ― 「英雄編」 ―
- 開催日
- 10/2~12/4(水)
- 講座回数
- 20
- 時間
- 10:40~12:10
- 講座区分
- その他
- 入学金
- 8,000円
- 受講料
- 44,000円
- 定員
- 37
- その他
- 分納の場合 23000×2
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
関連講座
講座詳細
<目標>
一昨年から始まった講座の続きで、オリュンポスの神々篇を終え、今期からは指定テキスト第四章「神々と人間たちの愛の物語」から始めます。
キリスト教の超越一者である神と違い、宇宙内在神であるギリシアの神々は人間と共にありながら、しかし、最終的には神は神、人間は人間。人間界の諸々に関与することはありません。
人間は、神々は人知をはるかに超えた大いなる存在、そして小さき人間はその神々の掌の中であることを熟知しながら、しかし卑屈になることなく、人間らしく堂々と胸を張り、決してギブアップすることなく最期まで生き生きと生きます。それがギリシア神話の「人間主義」です。それを様々なエピソードを通して見ていきます。
<講義概要>
今年度は、神々と人間が織り成す様々な「愛の物語」、つづいて「冒険の物語」へと進みます。
このあたりになると物語の主人公はむしろ人間。超え難き大いなる神々の存在、神々の介在を知りながら、人間がいかに人間らしく生き、愛し合い、憎しみあい、あるいは雄々しく冒険の旅に出るか。
舞台は古く紀元前13世紀以降のものですが、人間にアプリオリに備わった「人間らしさ」は普遍的で、現代と少しも変わりません。いや、現代人は古代人の雄雄しさや、のびやかさ、温かさなどを失い、はるかに卑小、劣化しているかもしれません。古代の宗教であり、科学前の科学であり、娯楽であった神話は、古代の天才的民族ギリシア人が創造した「人間とは何か」を知ろうとする知的精神的所産です。
様々なエピソードから読み取れるおおらかで開放的な世界観、精神文化を、PC画像を多用しながら、不透明で不確実な現代を生きる私たちが勇気づけられるような解釈、読み方をしたいと思います。
<各回の予定>
(予告なく変更となる場合があります。予めご了承ください)
第1回 エロスとプシュケ
第2回 エロスとプシュケ
第3回 オルペウスとエウリュディケ
第4回 オルペウスとエウリュディケ
第5回 ケユクスとアルキュオネ/ピレモンとバウキス
第6回 プロクネとピロメラ
第7回 ピュグマリオンとガラテア
第8回 ナルキッソスとエコー
第9回 「英雄たちの物語」/「アルゴー号の冒険」
第10回 「アルゴー号の冒険」
第11回 「アルゴー号の冒険」
第12回 「アルゴー号の冒険」
第13回 「アルゴー号の冒険」
第14回 「アルゴー号」の英雄イアソンとメデイアの悲劇
第15回 「アルゴー号」の英雄イアソンとメデイアの悲劇
第16回 ヘラクレスの12の難行
第17回 ヘラクレスの12の難行
第18回 ヘラクレスの12の難行
第19回 ヘラクレスの12の難行
第20回 ヘラクレスの最期
一昨年から始まった講座の続きで、オリュンポスの神々篇を終え、今期からは指定テキスト第四章「神々と人間たちの愛の物語」から始めます。
キリスト教の超越一者である神と違い、宇宙内在神であるギリシアの神々は人間と共にありながら、しかし、最終的には神は神、人間は人間。人間界の諸々に関与することはありません。
人間は、神々は人知をはるかに超えた大いなる存在、そして小さき人間はその神々の掌の中であることを熟知しながら、しかし卑屈になることなく、人間らしく堂々と胸を張り、決してギブアップすることなく最期まで生き生きと生きます。それがギリシア神話の「人間主義」です。それを様々なエピソードを通して見ていきます。
<講義概要>
今年度は、神々と人間が織り成す様々な「愛の物語」、つづいて「冒険の物語」へと進みます。
このあたりになると物語の主人公はむしろ人間。超え難き大いなる神々の存在、神々の介在を知りながら、人間がいかに人間らしく生き、愛し合い、憎しみあい、あるいは雄々しく冒険の旅に出るか。
舞台は古く紀元前13世紀以降のものですが、人間にアプリオリに備わった「人間らしさ」は普遍的で、現代と少しも変わりません。いや、現代人は古代人の雄雄しさや、のびやかさ、温かさなどを失い、はるかに卑小、劣化しているかもしれません。古代の宗教であり、科学前の科学であり、娯楽であった神話は、古代の天才的民族ギリシア人が創造した「人間とは何か」を知ろうとする知的精神的所産です。
様々なエピソードから読み取れるおおらかで開放的な世界観、精神文化を、PC画像を多用しながら、不透明で不確実な現代を生きる私たちが勇気づけられるような解釈、読み方をしたいと思います。
<各回の予定>
(予告なく変更となる場合があります。予めご了承ください)
第1回 エロスとプシュケ
第2回 エロスとプシュケ
第3回 オルペウスとエウリュディケ
第4回 オルペウスとエウリュディケ
第5回 ケユクスとアルキュオネ/ピレモンとバウキス
第6回 プロクネとピロメラ
第7回 ピュグマリオンとガラテア
第8回 ナルキッソスとエコー
第9回 「英雄たちの物語」/「アルゴー号の冒険」
第10回 「アルゴー号の冒険」
第11回 「アルゴー号の冒険」
第12回 「アルゴー号の冒険」
第13回 「アルゴー号の冒険」
第14回 「アルゴー号」の英雄イアソンとメデイアの悲劇
第15回 「アルゴー号」の英雄イアソンとメデイアの悲劇
第16回 ヘラクレスの12の難行
第17回 ヘラクレスの12の難行
第18回 ヘラクレスの12の難行
第19回 ヘラクレスの12の難行
第20回 ヘラクレスの最期
備考
<ご受講に際して(持物、注意事項)>
●指定テキストの96頁まで読んでおいてください。その他断片的なギリシア神話についての知識をお持ちの方は、それらが全体の理解に効率よく機能するはずですので、どんな形でもいいからギリシア神話に触れておいてください。
<備考>
テキスト
『ギリシア神話 知れば知るほど』(実業之日本社)(1,500円)丹羽隆子著 P.97~
★後期追加募集対象講座
後期追加募集とは、4月からスタートした年間講座(春・秋学期に継続して行われるクラス)のうち、特定の条件のもとで後期(秋学期)からの受講生を募集するものです。
ご関心のある方は、お電話または窓口でお問い合わせください。
※Web申込、会員先行申込は承っておりませんのでご了承ください。
※お支払いは後期分受講料のご請求となります。新規ご入会の方は別途入会金が必要です。
※後期第一週目からご受講いただけます(授業内容は途中からとなります)。なお、単位は付与されませんのでご了承ください。
<お問い合わせ>
開講日まで1週間を切った講座は、お電話にてお問い合わせください。
→ 電話番号 03−3208−2248
講座申込みは開講日前日(前日が休業日のときは前開室日)17時まで可能です。
●指定テキストの96頁まで読んでおいてください。その他断片的なギリシア神話についての知識をお持ちの方は、それらが全体の理解に効率よく機能するはずですので、どんな形でもいいからギリシア神話に触れておいてください。
<備考>
テキスト
『ギリシア神話 知れば知るほど』(実業之日本社)(1,500円)丹羽隆子著 P.97~
★後期追加募集対象講座
後期追加募集とは、4月からスタートした年間講座(春・秋学期に継続して行われるクラス)のうち、特定の条件のもとで後期(秋学期)からの受講生を募集するものです。
ご関心のある方は、お電話または窓口でお問い合わせください。
※Web申込、会員先行申込は承っておりませんのでご了承ください。
※お支払いは後期分受講料のご請求となります。新規ご入会の方は別途入会金が必要です。
※後期第一週目からご受講いただけます(授業内容は途中からとなります)。なお、単位は付与されませんのでご了承ください。
<お問い合わせ>
開講日まで1週間を切った講座は、お電話にてお問い合わせください。
→ 電話番号 03−3208−2248
講座申込みは開講日前日(前日が休業日のときは前開室日)17時まで可能です。
講師陣
名前 | 丹羽 隆子 |
---|---|
肩書き | 東京海洋大学名誉教授 |
プロフィール | - |