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講座詳細情報

申し込み締切日:2013-09-25 / 文学 / 学内講座コード:001048

フランス文学を読む ― 19世紀小説の時代 ―

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
10/2~12/4(水)
講座回数
20
時間
14:45~16:15
講座区分
その他 
入学金
8,000円
受講料
44,000円
定員
30
その他
分納の場合 23000×2
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

<目標>
小説は、市民社会と共に育ちました。《大道を鏡を持って歩く》のだと、スタンダールは言いました。社会を写す鏡は、さまざまな工夫によって、精巧になって行きました。
その発展の道のりを、代表的小説を読むことで、確かめてみたいと思います。


<講義概要>
小説を、どのように語ったらよいのか。小説家の苦心は、その点にあったように思われます。
誰かが語ることで、小説は成立します。では誰が語るのか。
小説では何かが起こります。何が起きるのか。その何かを、どのように語るのか。
作家の工夫が次第に精巧になって行きながら、19世紀を通じて小説は育って行きました。その過程を、コンスタン、スタンダール、バルザック、フローベール、ゾラなどの作品を取り上げて、たどってみたいと思います。


<各回の予定>
第1回 小説の語り
第2回 コンスタン『アドルフ』1:誰が語るのか
第3回 コンスタン『アドルフ』2:心理分析小説
第4回 フランス文学における心理分析小説の系譜
第5回 スタンダール『赤と黒』1:時代を映す鏡
第6回 スタンダール『赤と黒』2:しかし誰が語っているのか
第7回 バルザック『ゴリオ爺さん』1:まだ不確かな語り手
第8回 バルザック『ゴリオ爺さん』2:描写の力
第9回 バルザック『ゴリオ爺さん』3:人物再現の発明
第10回 世界の再構築としてのバルザックの小説世界
第11回 物語と筋
第12回 フローベール『ボヴァリー夫人』1:まだ語り手が…
第13回 フローベール『ボヴァリー夫人』2:登場人物
第14回 フローベール『感情教育』:語り手の消失
第15回 小説の主題としての都市
第16回 ゾラ『居酒屋』1:社会のすべての層へ
第17回 ゾラ『居酒屋』2:実験としての小説
第18回 ゾラの世界:写実と幻想と
第19回 ユイスマンス『さかしま』:逆転
第20回 小説は新しい地平へ向う
※以上は、あくまでも仮の進行予定です。議論の展開によって、異なる道にはいりこむ可能性は、除外されません。また、取り上げる作品も、参加者との相談によって、変更することもあり得ます。

備考

<ご受講に際して(持物、注意事項)>
-


<備考>
(テキストについて)
第1回に共通使用テキストを指定します。各自でご購入ください。

★後期追加募集対象講座
後期追加募集とは、4月からスタートした年間講座(春・秋学期に継続して行われるクラス)のうち、特定の条件のもとで後期(秋学期)からの受講生を募集するものです。
ご関心のある方は、お電話または窓口でお問い合わせください。
※Web申込、会員先行申込は承っておりませんのでご了承ください。
※お支払いは後期分受講料のご請求となります。新規ご入会の方は別途入会金が必要です。
※後期第一週目からご受講いただけます(授業内容は途中からとなります)。なお、単位は付与されませんのでご了承ください。


<お問い合わせ>
開講日まで1週間を切った講座は、お電話にてお問い合わせください。
 → 電話番号 03−3208−2248

講座申込みは開講日前日(前日が休業日のときは前開室日)17時まで可能です。

講師陣

名前 小林 茂
肩書き 早稲田大学 文学部 名誉教授
プロフィール
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