大学公開講座のセカンドアカデミー

孟嘗君らと天下に並び立つ魏の信陵君は、その中でもひときわすぐれた人間性の持ち主でした。彼をささえたものは、並はずれた情報力でした。でも、そのために彼の最期は哀れでした。
乱世に生きる悲しみを読みます。


魏の信陵君の情報力は、魏の王を驚かせるものがありました。それを支えたのは数千人におよぶ食客たちでした。その結果、彼は秦軍に包囲された趙の都・邯鄲を救うことができました。
しかし、多大な功績をあげたために、かえって疑われ、立場を危うくしてしまうのでした。乱世に生きたひとりの貴族の物語ですが、現代に置きかえても、人生を深く考えさせられる課題を多く含んでいます。
司馬遷は何を語ろうとしたのかを探ります。


第１回　導入
第２回　魏公子列伝の読解（1）
第３回　魏公子列伝の読解（2）
第４回　魏公子列伝の読解（3）
第５回　魏公子列伝の読解（4）
第６回　魏公子列伝の読解（5）
第７回　まとめ

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名前	渡辺　精一
肩書き	二松学舎大学講師
プロフィール	－