大学公開講座のセカンドアカデミー

明治維新は、政治・経済から教育・宗教、さらには思想・文化といった全社会的規模にわたるトータルな変革でした。
本講座では、多様な「維新」の諸相のいくつかに焦点をあてることによって、明治維新とはどのような社会的変革であったのかを、いま一度考えてみたいと思います。その際、庶民にとって「維新」とはいかなるものであったかについても考えていきます。


講義は時系列で構成するのではなく、
維新変革と新たな天皇像の創造、
「文明開化」の諸相と社会の変容、
啓蒙思想家たちの営為、
結社の実態とそこに関わる人々の意識の変化、
といった4つの切り口を通じて、「維新」の実像に迫ります。
できるだけ当時の史料を読みながら、史料を通じて史実に迫るというアプローチを心掛けていきたいと思っています。


第１回　王政復古と近代的天皇像の創造
第２回　明治国家の形成と近代天皇像の成立
第３回　幕末・維新期の農民世界
第４回　文明開化の光と影
第５回　明六社のめざしたもの
第６回　西周「人世三宝説」を読む
第７回　結社の叢生と近代的「市民」意識の萌芽

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名前	大庭　邦彦
肩書き	聖徳大学教授
プロフィール	－