講座詳細情報
申し込み締切日:2013-02-05 / 文学 / 学内講座コード:401202
くずし字で読む『無名草子』
- 開催日
- 2/6 ~ 2/27 (水)
- 講座回数
- 4
- 時間
- 10:30 ~ 12:30
- 講座区分
- その他
- 入学金
- 8,000円
- 受講料
- 14,000円
- 定員
- 50
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
『無名草子』は、我が国初の王朝物語評論の書と言われています。というと、何となく難しく聞こえるかもしれませんが、そういうわけではありません。百歳を越える尼を聴き手として、女房たちがあれこれとおしゃべりをするという趣向です。「この物語のあの人が私は好き」、「あの物語はちょっと嘘っぽいわよね」といった調子です。これは、現代の私たちが、ドラマや映画、若い人ならば漫画やアニメを見て、友人と語り合うときと同じです。読者である私たちは、今から八〇〇年ほど前の女性たちの横に座って、そのおしゃべりに耳を傾けることになります。
もちろん、語られる内容は、単なるおしゃべりに終わらないものとなっています。また、この女性たちの話を理解しようとすると、話題に上った『源氏物語』を初めとする物語などにも、自ずと目をとおすことになります。つまり、『無名草子』を窓として、様々な王朝物語や歌集にも触れることができるのです。当時の読者も、私たちと同じように物語や歌集のガイドブックとして、時には生きる指針として、この本を利用していたと考えられます。
今回は『源氏物語』の中で「あはれ」「いとほし」「あさまし」と感じる場面について語っている部分を、ゆっくりと楽しみながら読み進めたいと思っています。
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もちろん、語られる内容は、単なるおしゃべりに終わらないものとなっています。また、この女性たちの話を理解しようとすると、話題に上った『源氏物語』を初めとする物語などにも、自ずと目をとおすことになります。つまり、『無名草子』を窓として、様々な王朝物語や歌集にも触れることができるのです。当時の読者も、私たちと同じように物語や歌集のガイドブックとして、時には生きる指針として、この本を利用していたと考えられます。
今回は『源氏物語』の中で「あはれ」「いとほし」「あさまし」と感じる場面について語っている部分を、ゆっくりと楽しみながら読み進めたいと思っています。
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備考
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講師陣
名前 | 渡邉 裕美子 |
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肩書き | 宇都宮大学 |
プロフィール | - |