講座詳細情報
申し込み締切日:2013-02-05 / 世界史:宗教・哲学 / 学内講座コード:405210
インド仏教の基礎知識−業と転変−
- 開催日
- 2/6 ~ 2/27 (水)
- 講座回数
- 4
- 時間
- 13:30 ~ 15:30
- 講座区分
- その他
- 入学金
- 8,000円
- 受講料
- 14,000円
- 定員
- 35
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
輪廻の根幹にかかわる要因としての「業」(karman)と、輪廻の有りさまを表現するものとしての「転変」、それら二つの概念がもつ、仏教教理における重要性についての一定の理解を得ることを、本講座の目標とします。
インド思想において、人間をふくむすべての生物(有情)の現実的な経験の可能性は業(karman)によって制限される、とかんがえられている。そして、業を根本的な原因とする各個体の特殊な、もしくは個別的な転変(parin?ma)の過程が輪廻であるとされた。
しかし、この教義は、ひとの人生はそのひとの過去の行為によってほぼ決定されている、という極端な見解をゆるすかもしれない。
アビダルマと瑜伽行派の学匠ヴァスバンドゥの諸著作によりながら、仏教における業と輪廻をめぐる諸問題を解説する。
第1回 業という概念の淵源:ウパニシャッドの輪廻観
第2回 業の熟成:善因楽果、悪因苦果
第3回 顕わにならない業:業の実在性
第4回 転変としての輪廻:個体の流れの途絶と涅槃
インド思想において、人間をふくむすべての生物(有情)の現実的な経験の可能性は業(karman)によって制限される、とかんがえられている。そして、業を根本的な原因とする各個体の特殊な、もしくは個別的な転変(parin?ma)の過程が輪廻であるとされた。
しかし、この教義は、ひとの人生はそのひとの過去の行為によってほぼ決定されている、という極端な見解をゆるすかもしれない。
アビダルマと瑜伽行派の学匠ヴァスバンドゥの諸著作によりながら、仏教における業と輪廻をめぐる諸問題を解説する。
第1回 業という概念の淵源:ウパニシャッドの輪廻観
第2回 業の熟成:善因楽果、悪因苦果
第3回 顕わにならない業:業の実在性
第4回 転変としての輪廻:個体の流れの途絶と涅槃
備考
初心者の方も歓迎いたしますが、仏教の基礎的な用語、たとえば五蘊、法、縁起などについて事前にしらべておくことをお勧めします。
講師陣
名前 | 齋藤 直樹 |
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肩書き | 早稲田大学・慶應義塾大学 |
プロフィール | - |