大学公開講座のセカンドアカデミー

現代社会の動向を正しく理解するためには、世界各地の伝統宗教を知らなければ、とうてい無理です。本講義では、今年度、仏教や儒教をはじめ、アジアの宗教を中心に、できるかぎりわかりやすく解説していきます。


今年度の中心はアジアの宗教です。インド生まれの仏教・ヒンドゥー教、中国生まれの儒教・道教を中心に学びます。キリスト教やイスラム教徒のような一神教とはまったく異なる宗教世界を、基礎から丁寧に解説します。

これらの宗教は日本の歴史にも大きな影響をあたえてきました。仏教は日本人の伝統宗教となり、ヒンドゥー教の神々は仏教にリクルートされ、毘沙門天や大黒様としてあがめられてきました。儒教は武士の素養となり、道教もまた禅宗を介して日本人の精神に浸透してきたのです。ですから、これらの宗教を学ぶことは、私たち日本人の精神世界を正しく理解することにもつながるのです。


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名前	正木　晃
肩書き	慶應義塾大学 講師
プロフィール	－