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講座詳細情報

申し込み締切日:2017-07-16 / 自然科学・環境:その他教養 / 学内講座コード:320714

DNAでさぐる日本列島人 ― われわれはどこから来たのか

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
7月18日(火)~ 8月29日(火)
講座回数
6回
時間
15:00~16:30
講座区分
前期 
入学金
8,000円
受講料
17,496円
定員
24
その他
ビジター価格 20,120円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・ひとりの人間が多数の先祖のDNAを受け継いでいることを理解する。
・核ゲノムDNAのデータが人類進化の研究に革命をもたらしたことを理解する。
・日本列島人の歴史にDNA研究が大きな貢献ができることを理解する。

【講義概要】
ヒトゲノムのなかのDNA個体差を比べる研究が、10年ほど前から人類進化学の分野に革命をおこしています。これまで調べられてきたミトコンドリアDNAやY染色体のデータの数千倍、数万倍もある核ゲノムデータを用いることによって、日本列島人がどこから来てどのように今の人々につながっているのかが、かなりくわしくわかってきました。縄文時代人や現代人のDNAを調べた解析結果を、基礎理論も含めてお話しします。

【各回の講義予定】
第1回 2017/ 7/18(火) 日本列島人の歴史を概観する:ヤポネシア時代、ハカタ時代、ヤマト時代、平安京時代、江戸東京時代とは
第2回 2017/ 7/25(火) 単一DNAの系図からさぐる日本列島人:これまで研究の主流だったミトコンドリアDNAとY染色体のデータからの類推を議論する
第3回 2017/ 8/ 1(火) 集団遺伝学の基礎:遺伝子頻度、遺伝的浮動、集団間の遺伝距離、集団構造、移住率、合祖理論、自然淘汰などを説明する
第4回 2017/ 8/ 8(火) 多数の遺伝子情報をもとにした日本列島とその周辺集団の遺伝的近縁関係:ヒトゲノム決定前の20世紀におこなわれた研究を中心に紹介
第5回 2017/ 8/22(火) 膨大なゲノム情報をもとにした日本列島とその周辺集団の遺伝的近縁関係:ヒトゲノム決定以後の革命的変化による現代人・縄文時代人のゲノム情報解析結果を紹介
第6回 2017/ 8/29(火) DNAと骨や歯の形態、言語との関係:最新のDNAデータから浮かび上がってきた日本列島人の歴史を、骨や歯の形態をもとにした研究成果や、言語学・方言学の研究成果と比較する

備考

【テキスト・参考図書】
テキスト
『日本列島人の歴史』(岩波ジュニア新書)(ISBN:978-4005008124)
参考図書
『DNAから見た日本人』(ちくま新書)(ISBN:978-4480062253)
『DNAでわかった日本人のルーツ』(宝島社)(ISBN:978-4800247193)


※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
 お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 斎藤 成也
肩書き 国立遺伝学研究所教授
プロフィール 1957年福井県生まれ。東京大学理学部生物学科人類学課程卒業、テキサス大学ヒューストン校Ph.D。東京大学理学部助手、国立遺伝学研究所進化遺伝研究部門助教授を経て2002年より現職。総合研究大学院大学遺伝学専攻と東京大学大学院生物科学専攻の教授を兼任。『日本列島人の歴史』(岩波書店)など単著10冊。
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